6月20〜22日「富士」を舞台にコルセ・クリエンティのサーキットプログラムが開催

「モンツァにフェラーリF1マシンとサーキット専用車が集結」コルセ・クリエンティがサーキットプログラム実施

フェラーリのコルセ・クリエンティ部門が実施するサーキットプログラムが、3月19日〜20日にかけてモンツァ・サーキットにおいて実施された。
フェラーリのコルセ・クリエンティ部門が実施するサーキットプログラムが、3月19日〜20日にかけてモンツァ・サーキットにおいて実施された。
3月19〜20日、フェラーリのコルセ・クリエンティ部門はイタリアのアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ(モンツァ・サーキット)において、2025年シーズンのヨーロッパ最初のサーキットプログラムを実施した。

経験豊富なドライバーがサポート

「F1 クリエンティ」や「XXプログラム」に参加するジェントルマンドライバーに対して、コルセ・クリエンティは元F1ドライバーを含む豊富なアドバイザーたちがサポートを行う。
「F1 クリエンティ」や「XXプログラム」に参加するジェントルマンドライバーに対して、コルセ・クリエンティは元F1ドライバーを含む豊富なアドバイザーたちがサポートを行う。

今回、モンツァ・サーキットで実施されたコルセ・クリエンティ主催のサーキットプログラムは、「F1 クリエンティ(F1 Clienti)」、「スポーツプロトティピ クリエンティ(Sport Prototipi Clienti)」、「XX プログラム」。これらはいずれもレースではないが、いずれもフェラーリのカスタマーに向けた、サーキット走行を提供するプログラムだ。

今シーズンのサーキットプログラムは、サウジアラビアのジェッダで開幕。20年の節目を迎えたXX プログラムは、「599XX」「599XX エボ」「FXX Evo」「FXX」「FXX K エボ」「FXX K」といったフェラーリのサーキット専用モデルを、世界レベルのグランプリサーキットで試す最高のチャンスとなった。

2003年にスタートしたF1 クリエンティは、スクーデリア・フェラーリ製F1マシンが数多く登場。F1 クリエンティは、1970年代からハイブリッドパワーユニットが登場するまでの40年間、スクーデリア・フェラーリがグランプリで実際に使用したF1マシンを購入した、エンスージアストが中心となる。

ジェントルマンドライバーたちは、マルク・ジェネ、オリビエ・ベレッタ、ダヴィデ・リゴン、アンドレア・ベルトリーニ、ジャンカルロ・フィジケラといった、経験豊富なレーシングドライバー達によるアドバイザーたちによってサポートされ、ドライビングの指導やアドバイスを受けることができる。

2024年から導入された「499P モディフィカータ」

2024年から、新たに導入された「スポーツプロトタイプ クリエンティ」は、WECで活躍する499Pベースの「499P モディフィカータ」で、思う存分サーキットを堪能できる。
2024年から、新たに導入された「スポーツプロトティピ クリエンティ」は、WECで活躍する499Pベースの「499P モディフィカータ」で、思う存分サーキットを堪能できる。

2024年に最も新しいプログラムとして導入されたのがスポーツプロトティピ クリエンティだ。このプログラムはフェラーリが世界耐久選手権(WEC)に投入したプロトタイプレーシングカー「499P」をベースに、カスタマー向けトラックカーとして開発された「499P モディフィカータ」を使用する。

499P モディフィカータは、2023年、2024年とル・マン24時間レースで連覇を果たした499P直系のハイブリッドパワートレイン搭載マシン。参加者はテクニカルなサーキットを舞台に、最新プロトタイプレーシングカーで思う存分腕を振るうことができる。

2025年シーズンのサーキットプログラムは、今回のモンツァに続き、4月3〜4日にかけてフランスのポール・リカールで開催。5月15〜18日はアメリカのマイアミで行われる「フェラーリ・レーシング・デイズ」、6月20〜22日にかけては日本の富士スピードウェイが舞台の「フェラーリ・レーシング・デイズ」内で実施される。

その後、ヨーロッパへと戻り、7月23〜24日はバルセロナ、9月19〜21日のスパ・フランコルシャンを経て、10月21〜26日にムジェロ・サーキットで開催される恒例の「フィナリー・モンディアリ」へと続くという。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…