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頂上対決2022
Recommend:1 異才を放つ2台のウラカン
徹底的な軽量化とエアロダイナミクスの強化を図った究極のウラカンがSTOだ。ランボルギーニのモータースポーツ部門スクアドラ・コルセが手掛けたこのスーパースポーツを初めて日本の公道で試乗する機会に恵まれた。
対するは圧倒的なスタビリティと快適性を誇るAWDスーパースポーツのウラカン EVO フルオカプセル。ウラカンの名を冠する2台の直接対決だ。
箱根ターンパイクで2台を走らせると意外な事実が見えてきた。試乗したモータージャーナリスト・吉田拓生氏いわく「2台の最大の違いはハンドリングだった。それは2駆と4駆の違いだけではない。少な舵角で鋭く切れ込んでいくSTOに対し、EVO フルオカプセルはステアリング中立付近の反応がSTOと比べるとやや曖昧(これは日常性とのバランスを取った結果だろう)だった。2台はともにウラカンを名乗るがその実態は完全な別物だ」。
2台のウラカン試乗記に注目してほしい。
Recommend:2 同じだけど違う、アウディ&ポルシェEVの個性
アウディの新世代フラッグシップスポーツとなるe-tron GT。流れるようなフォルムの4ドアクーペボディに93.4kWhの大容量バッテリーと前後に2基のモーターを搭載。0-100km/h加速3.3秒(RS e-tron GT)の速さと満充電で500kmを超える航続距離を実現している。
そして、実はこのe-tron GTは先に登場したポルシェのEV、タイカンと基本構造を共有しているのだ。それならば、この両車にどのような違いがあるのか、ぜひ比較してみたい。
そこでGENROQ1月号ではe-tron GTを初めて路上に連れ出し、タイカンと比較。およそ300kmのドライブで分かったことは、この2台は確かに似ているものの、それぞれのブランドによる明らかな違いがある、という事実だった。
Recommend:3 BMW M3コンペティションの実力
田中哲也と荒 聖治、いずれも当代一流のレーシングドライバーが語る本音のスポーツカーの性能。それを読めるのが本誌で人気の隔月連載「辛口インプレッション」だ。
毎回鈴鹿サーキットを走らせて、その素性を見破る。今回テストしたのは新型となってBMW M4と同様の印象的なフロントマスクとなったBMW M3である。
走っているうちにE30時代のM3を思い出したという田中哲也、一方でそのスタイリングに惚れたという荒 聖治、それぞれが感じた理由とは?
サーキットでの限界領域性能をはっきり評価した、ガチのインプレッションの結論をレポートする。
【information】
GENROQ 2022年1月号
発売日:11月26日(金)発売
特別定価:1100円(税込)
PHOTO/小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)、益田和久(Kazuhisa MASUDA)
【関連リンク】
・GENROQ 2022年 1月号