Audi Q5 SUV e-hybrid

2種類の出力レベルをラインナップ

「アウディ Q5 e-hybrid」のプラグインハイブリッド・パワートレイン。
「Q5 e-hybrid quattro」は、220kW(299PS)と270kW(367PS)という2種類の出力レベルが用意された。

アウディ Q5 ファミリーに、従来のマイルドハイブリッド「MHEVプラス」搭載モデルに加えて、プラグインハイブリッド(PHEV)を搭載する「Q5 SUV e-hybrid quattro」と「Q5 スポーツバック e-hybrid quattro」が登場した。

「e-hybrid」は、185kW(251PS)を発揮する2.0リッター直列4気筒TFSIガソリンターボに電気モーターを組み合わせ、220kW(299PS)と270kW(367PS)という2種類のパワートレインをラインナップ。電動デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)と「quattro」システムを介して、全輪を駆動する。

220kW仕様は0-100km/h加速が6.2秒、270kW仕様は0-100km/h加速が5.1秒。どちらの仕様も最高速度は電子リミッターで250km/hに制限される。ドイツでは、220kW仕様の「Q5 SUV e-hybrid quattro」が6万3400ユーロ。「Q5 スポーツバック e-hybrid quattro3」が6万5900ユーロ。270kW仕様のSUVは7万1800ユーロ、スポーツバックは7万4300ユーロからとなっている。

EVモードで最大113kmの航続距離

「アウディ Q5 e-hybrid」のエクステリア。
バッテリー容量は先代モデルから45%も増加しており、EVモードでの最大航続距離は113kmが確保された。

搭載される高電圧バッテリーは、先代モデルから容量を45%向上させた25.9kWh(正味20.7kWh)。AC充電の最大出力は11kW、バッテリーが完全に0%の状態から100%まで充電するのに要する時間は約2.5時間を謳う。

ドライブモードは「EV」と「ハイブリッド」が用意されており、「EV」モードはバッテリーのみで走行し、最大航続距離は113kmが確保された。「ハイブリッド」モードは、ハイブリッド・マネジメントシステムが必要に応じた充電レベルを維持する。今回、デジタルスライダーを使用し、初めて希望の充電レベルを個別設定できるようになったという。

回生ブレーキのパフォーマンスも大幅に向上。「EV」モードにおける回生レベルは、ステアリングホイールのパドルを介して3段階に調整することが可能となっている。

220kW仕様は「Sスポーツサスペンション」と「3ゾーンオートマチックコンフォートエアコンディショナー」を標準装備。270kW仕様は上記に加えて「LEDヘッドライトプラス」「LEDリヤライトプロ」「アウディサウンドシステム」「S line インテリアパッケージ」なども標準搭載される。

新型「アウディ Q5 スポーツバック」の走行シーン。

“クーペスタイルに実用性を併せ持つ”新型「アウディ Q5 スポーツバック」がデビュー「全車48Vマイルドハイブリッド化」

アウディは、内燃エンジンを搭載するミドルサイズクーペSUV、新型「Q5 スポーツバック」と「SQ5 スポーツバック」を発表した。Q5 スポーツバックとしては2世代目にあたり、新開発内燃機関用アーキテクチャー「プレミアム・プラットフォーム・コンバッション(Premium Platform Combustion :PPC)」をベースに、最新のアウディデザインを採用。新型「Q5 スポーツバック」「SQ5 スポーツバック」はドイツ市場において2024年12月からオーダー受付を開始する。