目次
Koenigsegg Gemera
スウェーデン発の最新4シーター・メガワットカー
ケーニグセグは同社初の4シーターGT「ジェメーラ」を、2020年9月23~26日に英国・ブレナム宮殿で開催されるコンクールイベント「サロン・プリヴェ(Salon Prive)」で公開することを発表した。これは英国におけるジェメーラの初お披露目となる。
ジェメーラのネーミングの由来はスウェーデン語で「より多くを与える」を意味する言葉。ケーニグセグが掲げた、mW(メガワットカー)コンセプトの最新作となる。ハイパースポーツとしての性能を持ちながらも、広々とした室内空間を確保し、次世代電動技術を採用したパワーユニットを搭載。4人乗車とそのラゲッジを載せた状態で、0-100km/h加速1.9秒という強烈な加速力を実現している。
TFG2.0直3ガソリンエンジンに3モーターの組み合わせ
ジェメーラに搭載されるのは、最高出力600ps・最大トルク600psを発揮する2.0リッター直列3気筒ガソリンエンジン「タイニー・フレンドリー・ジャイアント(Tiny Friendly Giant:TFG)」。このコンパクトな内燃機関は従来のガソリンに加え、最新のCO2ニュートラル再生可能燃料を使用することができる。
TFGに3基の電気モーターを組み合わせることで、エンジンとモーターを合わせたシステム総出力は1700ps、最大トルクは3500Nmというスペックを実現した。TFGはケーニグセグ・ダイレクトドライブ(KDD)トランスミッションを介して駆動。軽量800Vバッテリーを搭載し、EVモードで50km、ハイブリッドモードで950kmを確保しており、合計1000kmもの航続距離を実現した。
ジェメーラは世界市場での販売を想定した開発が行われており、画期的な軽量カーボンファイバーモノコックをベースに、6基のスマートエアバッグ、スタビリティコントロール、トラクションコントロール、ABS、ウェブ検索結果ADAS(先進運転支援システム)2.5を搭載。全輪駆動、全輪操舵、全輪トルクベクタリングを備え、どのような運転環境においても安全性と快適性を確保した。
ジェメーラとスーパースポーツたちとの共演
今回のサロン・プリヴェでは、ブレナム宮殿の美しい芝生の上でランボルギーニ、アストンマーティン、マクラーレン、ロータス、ブガッティなどのハイパフォーマンスメーカーとの共演が実現。訪れた観客は、ケーニグセグの英国における正規ディーラー「スーパー・ヴェットゥーラ(SuperVettura)」により、ジェメーラに関する詳しいレクチャーを受けることもできる。
サロン・プリヴェのディレクターを務める、デイビッド・バグリーはジェメーラのお披露目に喜びを隠さない。
「多くのプレミアムブランドがニューモデルの発表の場として、サロン・プリヴェを選ぶようになっています。今回、ケーニグセグと革命的なジェメーラをブレナム宮殿に迎えることができて、これ以上の喜びはありません。今年はこれまでで最も華やかな祭典になりそうです。ユニークなジェメーラがその中心的な役割を果たすことは、間違いないでしょう」
ケーニグセグの設立者でありCEOのクリスチャン・フォン・ケーニグセグは以下のようにコメントしている。
「ジェメーラはケーニグセグにとって画期的なモデルです。英国におけるデビューとして、サロン・プリヴェほど適した場所はないでしょう。この祭典は自動車界の多くのブランドにとって欠かせないイベントに成長しています。今から目の肥えたお客様にジェメーラをお見せできることが楽しみです」
投稿 0-100km/h加速1.9秒! 4シーターのメガワットカー「ケーニグセグ ジェメーラ」、サロン・プリヴェで英国初公開 は GENROQ Web(ゲンロク ウェブ) に最初に表示されました。