BMW MINIのトレンドを牽引する
ローバー ミニなど英国車に始まり、その後BMWやBMW MINIなどを中心に扱うようになったのがティーズクラブだ。今ではBMW MINIに焦点を当てたR’sレーシングというチューニングブランドを構築し、またハーマンのアンテナショップとして活動するハーマンウエストを展開するなど、幅広い視点でBMW系カスタムを提案している。
会場にはR’sレーシングを象徴するようなF56型クーパーS コンバーチブルと、F60型JCW クロスオーバーが並べられた。MINIといっても様々なボディタイプがあり、そのすべてデザインや寸法が微妙に異なる中で、R’sレーシングはそのすべてを見極めてオリジナルのエアロパーツを開発してきた。装着されるホイールやサスペンションとも相まって、愛くるしいフォルムの中に、精悍さと機能美を含ませているのが印象的だった。
ティーズクラブとしては、BMW 220i Mスポーツと並んでシボレー カマロの姿が見受けられた。今までの路線からすると意外な選択肢に思える。しかし、マクストンデザインのエアロパーツを装着し、サスペンションはKWのV3(バージョン3)とヨーロピアンブランドを使いながらも、エキゾーストにボーラ、ホイールにADV.1(ADV5.0)とアメリカンブランドも織り交ぜる。型にとらわれずブランドミックスを成功させて、個性的に彩るところにティーズクラブのセンスが光る。今では常時200台近くの在庫車両をストックし、その多くがカスタムカーだというティーズクラブの懐の深さを感じさせた。
REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
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http://www.ts-club.com/