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Dodge Challenger SRT Super Stock
V6とV8の豊富なモデルバリエーション
2008年にデビューした3代目ダッジ チャレンジャーは、イヤーモデルを重ねるごとに継続的に進化。最速&最強のマッスルカー「チャレンジャー SRT スーパーストック」を筆頭に、カテゴリー唯一のAWDをラインアップするなど、その豊富なバリエーションは2023年モデルでも健在だ。
2023年モデルは、9つのバリエーションを展開。高効率3.6リッターV型6気筒エンジンを搭載する「SXT」「SXT AWD」「GT」「GT AWD」。このV6モデルにはカテゴリー唯一の4輪駆動モデルを選ぶことができる。さらにパワフルな自然吸気ユニットを求めるユーザーには、345 HEMI V8を搭載する「R/T」、392 HEMI V8を搭載する「R/T Scat Pack」も用意された。
ハイパフォーマンス仕様の「SRT ヘルキャット」には、最高出力535kW(727ps)を発揮する6.2リッターV型8気筒HEMIスーパーチャージャーを搭載。さらに「SRT ヘルキャット レッドアイ」は595kW(809ps)、シリーズトップに君臨する「SRT スーパーストック」は601kW(817ps)というモンスター級のハイパワーを誇る。
ヘリテージカラーの「プラムクレイジー」を追加
チャレンジャーは、豊富なオプションやパッケージ、あらゆる天候化で発揮される走破性、さらにクーペながらも抜群の居住性やラゲッジスペースなど、デビュー後10年を経た今もライバルに対するアドバンテージを握り続けている。かつてのマッスルカー全盛期を思わせるデザインは、1970年代よりも、高い人気を得ることに成功した。
2023年モデルからは、昨年登場したチャレンジャー SRT ヘルキャット レッドアイに導入された「ジェイルブレイク(Jailbreak)」仕様が、SRT ヘルキャットでも選べるようになった。
ジェイルブレイクでは、ダッジが展開するパーソナライゼーション・オプションすべてを利用することが可能。ワイドボディ、T/A、シェイカー、ストライプ、グラフィックなどのパッケージを組み合わせることで、自分だけのチャレンジャーを作り上げることができる。
さらに、ヘリテージカラーとして深いパープルの「プラムクレイジー(Plum Crazy)」と鮮やかな「B5ブルー(B5 Blue)」を追加。全14色のエクステリアカラーラインアップを展開する。今回発表されたレギュラーモデルに加え、2023年モデルイヤーにおけるスペシャルエディションに関しては、後日発表される予定だ。
改良が加えられた6.2V8HEMIスパーチャージャー
チャレンジャー・シリーズの最高峰に君臨するのが、チャレンジャー SRT スーパーストック。最高出力817psを誇る6.2リッターV型8気筒HEMIスパーチャージャーを搭載し、0-60mph加速は3.25秒、1/4マイル走行時間は10.5秒、最高速度168mph(約270km/h:タイヤ制限あり)という、抜群のパフォーマンスを発揮する。
チャレンジャー SRT スーパーストックの心臓部に搭載されるV8 HEMIスーパーチャージャーは、限定生産された2018年型チャレンジャー SRT デーモンに由来する。今回、キャリブレーションを見直し、シフトポイントを6300rpmから6400rpmに引き上げることで、市販V8ユニット最高となる常時使用可能な817psという高出力を実現した。
ギヤボックスは、ヘルキャット全モデル、そしてSRT デーモンにも搭載され、高い信頼性を誇るトルクフライト(TorqueFlite)8HP90 8速オートマチックトランスミッションを標準搭載。ビルシュタイン社製アダプティブ・ダンピング・サスペンションは、ドラッグレース用にチューニングされ、発進時にリヤのトラクションを最大化する。また、パフォーマンスチューンが施されたアシンメトリカルLSDも標準装備された。