アルファロメオがジュリアの2023年モデルに2種類の限定仕様を投入

アルファロメオ ジュリアの2023年モデルに2種類の限定モデルが登場!「エストレマ」と「ルッソ」の仕様とは

アルファロメオ ジュリアの2023年モデルのエストレマ。フロントビュー
アルファロメオは、ジュリアの2023年モデルに限定仕様の「エストレマ」を設定した。ヴェローチェ同等の装備に、LSDと電制サスペンションを追加している。
アルファロメオは、2022年9月1日にスポーツサルーンの「ジュリア」の2023年モデルに、「エストレマ」と「ルッソ」という2種類の限定バージョンを追加すると発表した。前者はドライビングの楽しさを重視、後者は豪華装備に重点を置いたモデルとなる。

Alfa Romeo Giulia

2023年モデルには2つのリミテッドモデルを設定

アルファロメオは、「ジュリア」の2023年モデルに2種類の限定仕様を設定した。ひとつはヴェローチェをベースに走りの楽しさをさらに高めた「エストレマ」。もうひとつが「TI」をベースに充実装備をプラスした「ルッソ」となる。

「エストレマ(Estrema)」は、英語の「Extreme(過激)」に相当するイタリア語。その名のとおり、ジュリアならではの走りをさらに楽しめる仕様となっている。2.0リッター直4ターボを積んだFRモデルの最上級仕様、ヴェローチェと同等の装備を採用するのに加えて、アダプティブサスペンションとLSDを標準装備。後輪駆動+LSDにより、コントロール性のさらなる向上とコーナーからの立ち上がりや高速走行時にも優れたトラクション性能をもたらすという。

アクティブサスペンションは、路面の状態を随時検知しながらショックバルブを適宜調整して、モードによって快適な乗り心地やスポーティな挙動を提供する。

「エストレマ」の国内価格は690万円

一方、「TI」をベースに装備の充実を図ったのが「ルッソ(Lusso=イタリア語で贅沢の意)」。ダッシュボードやドアトリム、シートに至るまでレザー仕様とし、ハーマンカードン製の14スピーカーオーディオシステムを標準搭載する。

なお、「エストレマ」の国内販売は2022年7月12日にスタート。日本での販売台数は70台の限定で、カーボンファイバー製のフロントグリルインサートやサイドミラーハウジング、ダークエンブレムなどを採用。ブラック仕上げのブレーキキャリパーや、ダーク仕上げのアルミホイールなど、黒基調のパーツで全体の印象を引き締めている。

インテリアも、カーボンファイバー製パネルやアルカンターラを用いたスポーツシートなど、スポーツサルーンらしい雰囲気でまとめあげている。ボディカラーはミザーノブルーとブルカノブラックの2色から選択できる。

車両本体価格は690万円で同セグメントのドイツ強豪勢と比較すると、これだけの装備を盛り込んでいながら、かなり挑戦的な価格設定を実現しているといえる。FR+電制サス+充実装備の「エストレマ」は、アルファ・サルーンの楽しみを思う存分堪能するには、もしかしたら「エストレマ」が最も注目の1台といえるかもしれない。

なお、「ルッソ」が日本市場へ導入されるかどうかは現時点(2022年9月)では未定。

アルファロメオ トナーレハイブリッドの走行シーン

1.5リッターのアルファロメオ製コンパクトSUV、トナーレの実力をコモ湖でチェック

アルファロメオのコンパクトSUV、トナーレについに試乗するチャンスが訪れた。1.5リッターターボにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを持つトナーレは、アルファロメオらしく官能的なハンドリング性能を披露してくれた。

キーワードで検索する

著者プロフィール

三代やよい 近影

三代やよい

東京生まれ。青山学院女子短期大学英米文学科卒業後、自動車メーカー広報部勤務。編集プロダクション…