改良新型「ランボルギーニ ウルス S」、パワーユニットの強化&スタイルを刷新

改良新型「ランボルギーニ ウルス S」がデビュー! ウルス ペルフォマンテに並ぶ最高出力666psを発揮

デビューから4年目を迎え、フェイスリフトが施された「ランボルギーニ ウルス S」のエクステリア。
先に登場したウルス ペルフォマンテに続き、標準モデルが「ウルス S」へと進化を果たした。
アウトモビリ・ランボルギーニは、スーパーSUVとして世界中で高い人気を博している「ウルス」の改良新型、「ウルス S」を発表した。エクステリアデザインが刷新され、搭載される4.0リッターV型8気筒ツインターボは最高出力666ps、最大トルク850Nmと大幅に進化を果たしている。ウルス SのEU地域における価格は19万5538ユーロから、日本における価格は今後発表される予定だ。

Lamborghini Urus S

666psを発揮する4.0リッターV8ターボを搭載

デビューから4年目を迎え、フェイスリフトが施された「ランボルギーニ ウルス S」のエクステリア。
パワーユニットは、ウルス ペルフォマンテと同様に最高出力666psを発揮する4.0リッターV型8気筒ターボを搭載。0-100km/h加速はスポーツカーをも凌ぐ、3.5秒を実現した。

ウルス Sに搭載される4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、先にデビューしたハイパフォーマンス仕様の「ウルス ペルフォマンテ」と同じ、最高出力666psに強化。パワーウェイトレシオも3.3 kg/psと、大幅に向上することになった。この結果、0-100km/h加速は3.5秒、0-200km/h加速は12.5秒、最高速度は305km/h。100km/hからの停止距離は33.7秒と、スーパースポーツと変わらないスペックを実現したという。

850Nmの最大トルクは、2300rpmから6000rpmにかけて発揮。再調整されたエキゾーストシステムにより、エンジン始動時の独特なサウンドと各ドライブモードへの反応が、よりはっきりダイレクトに楽しめるようになった。ウルス ペルフォマンテと同様にパワートレインのキャリブレーションも実施され、状況に合わせたレスポンスとパフォーマンスが最適化されている。

足まわりに搭載されている「アダプティブ・エアサスペンション」は、各ドライブモードにおいて、スーパースポーツらしいダイレクトなドライビングと、市街地でのラグジュアリーな乗り心地を両立。オフロードも含めたあらゆる路面コンディションに対応可能な、汎用性の高いドライビング性能を実現した、究極のライフスタイル・スーパーSUVへと進化を果たしたと謳う。

スポーティかつ上品なエクステリアデザイン

デビューから4年目を迎え、フェイスリフトが施された「ランボルギーニ ウルス S」のエクステリア。
先に登場したペルフォマンテと同様、前後バンパーのデザインを刷新。ウルス Sはスポーティでありながら、より上品なエクステリアに仕上げられている。

ウルス Sは、スポーティーでありながらもラグジュアリーなライフスタイルを提供すべく、緻密で精巧なデザインへと改良された。オフロードやオンロードを問わず、あらゆる状況下でスーパーSUVとしてのプレゼンスを主張する。

新形状のフロントバンパーは、より上品なラインが加えられた。標準装備として新たにマットブラック 仕上げのステンレススティール製スキッドプレートを装備。ブラックのラインが入ったフロントグリルと共に精悍な表情を形成している。

軽量化された新形状のボンネットには、マットブラックのレーシーなエアアウトレットを配置。オプションとして、エアアウトレットをグロスブラック、ボディカラー、グロスカラーなどに変更することもできる。エネルギッシュかつ優雅なテイストを加えてくれる「カーボンファイバールーフ」は、オプションとして設定された。

リヤバンパーも新形状となり、スリムかつエレガントなスタイルを実現。マットブラックのアンダーパーツには、こちらも新開発ツインパイプ・エキゾーストシステムが装着された。標準仕様はマットスチール、オプションのブラックフィニッシュ(マット/グロス)、またはパーソナライゼーションプログラムのブライト・クロームもチョイスすることができる。

豊富に用意されたボディカラーやトリム

「ランボルギーニ ウルス S」にはオプションでカーボンルーフも用意された。
ボディカラーに新色が追加されたほか、トリムやホイールのチョイスが拡大したことで、より自分好みのスタイルに仕上げることが可能になった。

大幅に増えたボディカラーの選択肢に加えて、トリム、ホイール、スタイルパッケージのオプションや特別なディテールが用意されており、控えめなスタイルからスポーティーさを強調したスタイルまで、あらゆる領域を自分の好みにカスタマイズすることができる。

ウルス Sには、5つのスタイルコンフィギュレーション・オプションが用意されており、例えばグロスブラックのボディカラーに、カーボンファイバー(グロス/マット)製パーツを組み合わせるなど、個性的なスタイルに仕上げることも可能だ。

ホイールは、標準の21インチホイールに加えて、22インチ「Nath」ホイール(チタンマットカラー/ダイヤモンド・フィニッシュ)、23インチ「Taigete」ホイール(ブロンズカラー/ダイヤモンド・フィニッシュ)をラインナップする。

豊富なバイカラーが用意されたインテリア

シックな雰囲気のバイカラー・オプションが用意された「ランボルギーニ ウルス S」のインテリア。
インテリアには、「Sportivo」と「Sophisticated」というバイカラーのオプションが登場。どちらもシックで上品な雰囲気が演出されたインテリアとなる。

インテリアは、カラーとトリムを刷新。新色のバイカラーオプションとしてラインアップされた「Sportivo」と「Sophisticated」には、ウルス ペルフォマンテのステッチパターンが導入された。「Sportivo」はサブカラーを控えめに入れることで、スタイリッシュな雰囲気を演出。一方、ブラックレザートリムの「Sophisticated」は、コントラストカラーとしてタン/クリーム/ブラウンが用意された。

コネクテッド機能は、コネクテッドナビゲーション、セキュリティー機能、様々な車内コントロールサービスが含まれている。それぞれのサービスはスマートフォンを接続して管理することも可能だ。さらにバーチャルキー・システムは、スマートウォッチを使って操作ができるようになった。

アウトモビリ・ランボルギーニ会長兼CEOを務めるステファン・ヴィンケルマンは、ウルス Sについて次のようにコメントした。

「ウルスは最高にスポーティなSUVと、日常で楽しめるランボルギーニの両方を重視するお客様にとって、魅力的なチョイスになっています。ウルス Sは先に登場したハイパフォーマンス仕様の『ウルス ペルフォマンテ』と並び、機能性、ラグジュアリー、汎用性が明確に高められたモデルを好むお客様にとって、最適な選択肢となるでしょう」

「2万台以上生産されたウルスが商業的な成功を収めてきたことは、セグメントに登場した初のスーパーSUVとして、マーケットからの高い信頼性を得た証拠です。今回、投入されるウルス Sは、この評価をさらに高めることになるはずです」

ウルス ペルフォルマンテ(写真下)とウルス。ウルス ペルフォルマンテの全高は20mm低められている。

ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテの性能はどれほどか? ベースモデルと比較して進化の度合いを測る

ウルスをさらにスーパーなSUVへと昇華させた「ウルス ペルフォルマンテ」。はたしてその進化の度合いはどれほどなのか? エンジン、タイヤ、ブレーキなどのスペックから向上したパフォーマンスの意味をチェックした。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…