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McLAREN Senna
従来のラップレコードを大幅に更新
今回の記録更新は、アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ・サーキット、通称インテルラゴスにおいて行われた「UKモーターズ・アカデミー・ポルト・セグーロス」内で実施された。リカルド・マウリシオがドライブしたマクラーレン セナは、最初のアタックラップの段階で新記録となる1分41秒422で走行。これは従来の最速タイムを1.6秒も短縮したことになる。
その後も、ピットストップを挟みながら6回の計測走行が実施され、そのたびにマウリシオはタイムを縮めていく。そして、ついに今回最速の1分37秒856をたたき出した。マクラーレン セナはアウトラップとインラップを含め、インテルラゴスを合計25周走行したという。
インテルラゴスでマウリシオがドライブしたセナは、UKモータースがブラジルに正式輸入した4台のうちの1台。完全にオリジナルのコンディションで持ち込まれている。アタックを担当したブラジル出身のレーシングドライバー、マウリシオは次のように感想を語った。
「まさに衝撃的といえるパフォーマンスでした! マクラーレン セナはエキサイティングなドライビングが楽しめると聞いてはいましたが、そのとおりだとコース上で証明できましたね。本当にパワフルで、トルクと加速も凄まじく強力でした」
様々なサーキットで新記録を打ち立てたセナ
UK モーターズ・アカデミー・ポルト・セグーロスで、公式タイム計測を行ったのは、タイムキーパーとしてブラジル屈指の経験と評価を誇るレーシング・クロノ。同社はこれまでも、無改造のロードカーによるインテルラゴスでの最速記録チャレンジを計測してきた実績を持つ。
これまで、マクラーレン セナはアメリカの複数のサーキットで、プロダクションカー最速タイムを更新してきて。主に自動車雑誌企画でタイムアタックが行われており、次のような記録を残している。
『オートモービル』誌の「プロ・レーサーズ・テイク」において、NCMモータースポーツ・パークのグランドコースで2分02秒86を記録。『ロード&トラック』誌の「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー(PCOTY)2019」において、2マイルのNCMウェスト・サーキットで1分23秒24を記録。これは、同コースにおけるPCOTY史上最速タイム。
『カー・アンド・ドライバー』誌の「ライトニング・ラップ 2019」において、バージニア・インターナショナル・レースウェイ(4.1マイルグランドコース)で、2分34秒9を記録。過去13年間、263台で争った同企画史上最速のタイムとなり、非公式のコースレコードにも認定された。
『モーター・トレンド』誌は、「ベスト・ドライバーズ・カー2019」の1台にセナを選出 。ウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカにおいて、プロダクションカーとして初めて1分28秒を切り、1分27秒62で駆け抜けている。