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Opel Corsa-e Rally
フルEV「コルサeラリー」によるワンメイク
2021年にスタートしたADAC オペルeラリーカップは、最高出力136PSを発揮するフル電動ラリーカー「オペル コルサeラリー」を使用した、世界初・現時点で唯一のバッテリーEVワンメイク・ラリーシリーズ。2022年シーズン が大成功を収めたことを受けて、シリーズを主催するオペル・モータースポーツは3年目のシーズンに向けて準備を進めている。
2023年シーズンのADAC オペル eラリーカップは規模を拡大。ADACドイツ・ラリー選手権をベースに、フランス、オーストリア、スイスの各国選手権を転戦。さらに、シリーズとして初めてWRCイベント「セントラル・ヨーロッパ・ラリー」との併催が決まった。
WRCセントラル・ヨーロピアンとの併催を実現
WRC第12戦として開催されるセントラル・ヨーロッパ・ラリーは、10月27日から29日にかけて、ドイツ、オーストリア、チェコ共和国の国境地帯のターマックステージを舞台に開催。国境を跨いでの開催は、2010年のラリー・スウェーデン(ノルウェーのステージを使用)以来となる。
WRCには、2022年シーズンからハイブリッドパワートレインを搭載するトップカテゴリー「ラリー1」規定が導入されており、一部移動区間では電気モーターのみでの走行が義務付けられている。WRCおいてフル電動ラリーカーのオペル コルサeラリーは、大きな話題を呼ぶことになりそうだ。
オペル・モータースポーツのディレクター、ヨルグ・スクロットは、2023年に向けて次のようにコメントした。
「2022年のADAC オペル eラリーカップは大成功を収めることができました。我々はすでにエキサイティングな2023年シーズンに向けた準備を進めています。世界初のEVによるワンメイクラリーカップの認知度は、飛躍的に向上しています。事実、国内外のオーガーナイザーがイベントの招聘に関心を寄せていることが、それを証明していると言えるでしょう」
2023年カレンダーADAC オペル eラリーカップ
Rd.1 ADACラリー・スリンゲン(ドイツ) 5月5-6日
Rd.2 ラリー・ド・シャブレー(スイス) 6月2-3日
Rd.3 ラリー・ド・ヴォージュ・グランエスト(フランス) 6月17-18日
Rd.4 ラリー・ヴァイツ(オーストリア) 7月14-15日
Rd.5 ADACサーランド・プファルツ・ラリー(ドイツ) 8月18-19日
Rd.6 ラリー・モンブラン(フランス) 9月8-9日
Rd.7 ADACラリー・シュテムヴェーダー・ベルク(ドイツ) 9月29-30日
Rd.8 セントラル・ヨーロッパ・ラリー(WRC) 10月27-29日