【スクープ!】次期718 ボクスター/718 ケイマンの電動化粛々と

【スクープ!】次期電動型「ポルシェ 718 ボクスター/718 ケイマン」は2023年後半デビュー?

厳重なカモフラージュが施され、テスト走行するポルシェ 718 ボクスターEV。
厳重なカモフラージュが施され、テスト走行するポルシェ 718 ボクスターEV。
ポルシェが明かしているように、タイカン、次期マカンに続く、3番目のフル電動モデルは次期「718 ボクスター/718 ケイマン」となる。現在、ロードスターとクーペモデルが同時に開発される「718 ボクスター」のプロトタイプが撮影された。

Porsche 718 Boxster EV

ポルシェ3番目のEVとしてデビューを予定

ポルシェ3番目のフル電動モデルとしてデビューする、次期「ポルシェ 718 ボクスター」。
ポルシェはフル電動化される次期マカンに続き、718 ボクスター/718 ケイマンを3番目のフル電動モデルとしてデビューする。

ポルシェAGを率いるオリバー・ブルーメは2022年3月に、「ポルシェはマカン以外のモデルでも、フル電動モデル攻勢を進めている。2020年代半ばまでに、ミッドエンジンスポーツの718シリーズをフル電動モデルとして投入したい」と、発言した。

基幹車種である911にフル電動パワートレインが搭載されるのは、さらに先になると予想されているが、フル電動718 ボクスター/718 ケイマンは、電動マカンのデビューから1年後、2024年末に2025年モデルとして生産がスタートすると見られている。

現在、ポルシェはドイツのバッテリーメーカー「セルフォース・グループ(Cellforce Group)」と高性能バッテリーを共同開発しており、2024年には量産が可能になる。この高性能バッテリーは、おそらく新型718 ボクスター/718 ケイマンにも間に合いそうだ。

ミッション R コンセプトを思わせるエクステリア

ポルシェ3番目のフル電動モデルとしてデビューする、次期「ポルシェ 718 ボクスター」。
ポルシェは2021年に電動レーシングコンセプト「ミッション R コンセプト」を公開。ミッション R コンセプトは、次期ボクスター/ケイマンのスタイリングを予告していると見られている。テスト車両にはダミーエキゾーストがセンターに配置されている。

ポルシェは2021年に、電動レーシングコンセプト「ミッション R コンセプト」を発表。この時、すでに次期718 ボクスター/718 ケイマンについて、大きなヒントを忍ばせていた。今回、撮影されたスパイショットは、電動718のスタイリングが、ミッション R コンセプトから大きな影響を受けていることを証明している。

ただ、今回撮影されたプロトタイプは、ボディのほぼ全体にカモフラージュが施されており、現時点では最終的なディテールを判断することはできない。リヤバンパー中央には、フェイクエキゾーストが配置されているが、このモデルにもちろん内燃機関は搭載されていない。

電動全輪駆動レーシングカーとして開発されたミッション R コンセプトは、フロントに434PS、リヤに634PSを発揮する電動モーターを搭載。予選モードでは1088PS、レースモードでは634PSを発揮する。次期718 ボクスター/718 ケイマンの生産仕様もパワフルな全輪駆動仕様に加えて、エントリー仕様の後輪駆動バージョンも用意されると見られている。

早ければ2023年後半にワールドプレミアか

ポルシェ3番目のフル電動モデルとしてデビューする、次期「ポルシェ 718 ボクスター」。
デビューは早ければ2023年後半、遅くとも2024年前半にはワールドプレミアされる予定。生産は新型バッテリーの本格生産に合わせて、2024年後半からスタートする。

次期718 ボクスター/718 ケイマンは、重量物のバッテリーパックを、前後アクスル間のできるだけ低い位置に搭載する。電動化されるものの、718シリーズのミッドエンジンレイアウトに近い重量配分が実現することになる。

次期718 ボクスター/718 ケイマンのワールドプレミアは2023年後半、あるいは2024年前半になると考えられている。2025年のモデルイヤーとして2024年後半からデリバリーが開始される予定だ。

718ケイマンGT4よりも14cmワイドな718 ケイマン GT4 eパフォーマンス。フロントとリヤアクスルに永久磁石同期型モーターを2基搭載するAWDレーシングカーである。

1000PS超の電動レーシングポルシェ「GT4 eパフォーマンス」に同乗試乗「色々と破天荒なのと感電注意」

ポルシェの最新電動レーシングカー「718 ケイマン GT4 eパフォーマンス」に同乗試乗した。2年後にはカスタマー向けレーシングカーとして提供される予定もあるという、現実的な未来の電動レーサーだ。800kW(1088PS)という驚愕の性能をサーキットで無慈悲なまでに体験したその印象とは?

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