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Audi RS 3 Sedan
2022年の販売開始直後から次期型を準備
現行RS 3は、2.5リッター直列5気筒ターボを搭載し、最高出力400PS、最大トルク500Nmを発揮するコンパクトスポーツ。7速DCTと、アウディお馴染みのクワトロシステムを介して、全輪を駆動し、リア左右のトルク配分をコントロールする「RSトルクスプリッター」を装備する。
2022年からマーケットに投入されたニューモデルであることを考えると、アウディがRS 3のフェイスリフト仕様を準備するには少し早すぎるように思われる。ただ、今回撮影さされた車両に施されたカモフラージュが、フロントフェイシア、フェンダー、サイドシル、そしてリヤバンパーを覆っていることを考えると、ミッドライフチェンジ用テスト車両だとみて間違いないなさそうだ。
現行RS 3と比較すると、フロントマスクに大きな変化が見て取れる。新たにフロントバンパーサイドに縦型のインレットを導入し、その他の開口部も従来の五角形タイプではなく台形タイプへと変更された。また、アウディを象徴する4リングスは、ボンネットに近い位置に装着されている。
早くても2024年以降の投入となるか
この写真だけでは断言できないが、フロントフェンダーはフレアがより強調された形状になっている可能性がある。また、足元にはY字形状を複雑に組み合わせた10本スポークホイールを装着、その奥にはドリルドブレーキローターも見える。
リヤセクションは、カモフラージュで隠している可能性もあるが、リヤバンパーにあったフェイクグリルがなくなっているようだ。楕円形2本出しエキゾーストパイプは新型でも健在だ。
ここまでエクステリアの変更点をチェックしてきたが、RS 3のアップデート仕様を用意するにはやはりタイミングが早すぎる。この開発車両がどのような目的でテストされているかは、現時点でははっきりしない。デビュー後にRS 3のテスト車両が目撃されるのは、今回が初めてとなるため、改良新型が投入されるとしても、その時期は2024年以降になる可能性が高い。