中国の伝統美を表現したフェラーリ中国上陸30周年「ローマ チャイナ」

フェラーリ中国上陸30周年記念「フェラーリ ローマ チャイナ」は中国を代表するデザイナーとのコラボモデル

サヌシルヴァー・マットに、鮮やかなロッソ・マグマ・グロッシーが組み合わせられた、フェラーリ ローマ チャイナのエクステリア。
1992年に中国・北京において、初めてフェラーリがオーダーされてから30年。これを記念し、中国の著名デザイナージャン・チョン・アー(Jiang Qiong Er)とコラボした、ワンオフ「ローマ」が製作された。
フェラーリは中国上陸30周年を記念し、世界に1台しか存在しない「フェラーリ ローマ チャイナ」を発表した。中国を代表するデザイナーとコラボレーションし、フェラーリ・テーラーメイド・プログラムによるパーソナライゼーション・オプションを活用。中国の伝統美とフェラーリのクラフトマンシップが表現されている。

Ferrari Roma China

中国伝統の臙脂色をオマージュしたボディカラー

サヌシルヴァー・マットに、鮮やかなロッソ・マグマ・グロッシーが組み合わせられた、フェラーリ ローマ チャイナのエクステリア。
ボディカラーはサヌシルヴァー・マットに、鮮やかなロッソ・マグマ・グロッシーが組み合わせられた。これは中国伝統の臙脂(えんじ)色へのオマージュとして採用された。

今回、製作された「フェラーリ ローマ チャイナ」は、1992年に北京で最初のフェラーリのオーダーを受けてから30年目を迎えたことを記念して製作された。

中国のラグジュアリーブランド「シャンシア(Shang Xia)」創業者兼デザイナーのジャン・チョン・アー(Jiang Qiong Er)と共同でデザイン。フェラーリ・テーラーメイド・プログラムを通じて、世界に1台しか存在しな特別なローマが完成している。

ジャン・チョン・アーは、これまで中国文化が持つ繊細さ、美しさ、豊富な歴史をルーツとする作品を、数多く発表。彼女が持つ独自のセンス、そして中国の伝統文化に対する深い造詣は、中国上陸30周年を記念する特別なローマの製作には不可欠だったという。今回、中国の古典的な美学からインスピレーションを得て、イタリアと中国の奇跡的な邂逅が表現された。

フェラーリ ローマ チャイナは、時代を超えたエレガンスとシンプルさを、精緻なクラフトマンシップによって体現。明確なコントラストを見せるサヌシルヴァー・マット(Sanusilver Matte)とロッソ・マグマ・グロッシー(Rosso Magma Glossy)は、中国の伝統的な臙脂(えんじ)色にオマージュを捧げたもの。ボディとインテリアに施されたストライプは、明朝時代の家具からイマジネーションを得たという。

コクピットに収められたライフスタイル・パッケージ

エクステリア同様、レッドとシルバーが組み合わされた美しいインテリア。ここには、ジャン・チョン・アーが特別デザインしたライフスタイル・パッケージが収められている。
エクステリア同様、レッドとシルバーが組み合わされた美しいインテリア。このインテリアに合わせて、ジャン・チョン・アーが特別デザインしたライフスタイル・パッケージも製作された。

ドアシルプレートに「Tailor Made」の文字が刻まれるほか、赤と金の斑点が入った漆で塗られたキーケース、そして「30」の文字が刻まれたデディケーションプレートを採用。このゴールドのプレートには貴重な翡翠がはめ込まれており、古代中国の文化において、金は富と幸運を、翡翠は純潔と優しさを象徴している。

また、ジャン・チョン・アーは、この特別なローマのためにデザインしたライフスタイル・パッケージも製作した。これらのコレクションは、このローマ チャイナの伝統美にマッチするよう、それぞれが1点物として作られている。

日常の小さな喜びを大切にするという発想から生まれたこのパッケージには、黒檀とクリスタルを使った季節ごとのアロマディフューザーが4点、赤と金の斑点が入った漆塗りの茶道具セット、黒檀のシガーボックス、硯の灰皿、竹編み工芸のティーセット、玄紙の凧、カシミアの毛布、瑪瑙と革でできた中国のチェッカーセットなどが収められた。これらのアイテムはグローブボックス、アームレスト、トランクにさりげなく収納されている。

75周年版として、2022年のイヤーブックには4種類のスペシャルカバーが用意された。

「フェラリスタなら全表紙の制覇が必須?」75周年記念の『フェラーリ・イヤーブック』は表紙が4種類

1948年以来、フェラーリは1年間すべての活動を収めた『イヤーブック』を刊行してきた。創業75周年を迎えた2022年は、4種類の表紙が用意されたスペシャル仕様で発売。価格は1万8000円(税込)でフェラーリ公式ショッピングサイトでオーダーすることができる。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…