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356とカレラGTを除く全ポルシェ車に対応
2020年、ポルシェ・クラシックは、ポルシェのヴィンテージ/モダンクラシック車両用インフォテインメントシステム、「ポルシェクラシックコミュニケーションマネジメントシステム(PCCM)」と「ポルシェクラシックコミュニケーションマネジメントシステムプラス(PCCM Plus)」を発売。高解像度タッチスクリーンを搭載し、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応し、ディスプレイを搭載していないモデルでもナビゲーション、音楽や映像などのメディア再生、通話を行うことができるようになった。
3.5インチディスプレイを備えた「PCCM」はFモデルからタイプ993まですべての911モデルと、トランスアクスル車両に対応。7インチディスプレイを採用した「PCCM Plus」は911のタイプ996、ボクスターのタイプ987に対応。今回、PCCM Plusが、911タイプ997と初代カイエンへの搭載が可能になった。
これにより356とカレラGTを除く、ポルシェ・クラシックがサポートするすべての車両に、インフォテインメントシステムの搭載が可能になった。ポルシェ・クラシックのディレクターを務めるウルリケ・ルッツは、今回のPCCM Plusのアップデートについて次のように説明する。
「ポルシェのヒストリックモデルの多くには、現代的なネットワークに対する大きな需要があります。後付け用のインフォテインメントシステム『PCCM/PCCM Plus』の発売後すぐ、997のオーナーから、対応を求める問い合わせがありました。これを受けてPCCM Plusの装着可能モデルの範囲を大幅に拡張したのです」
ベースのインテリアともシームレスに統合
PCCM/PCCM Plusは、室内温度コントロールパネルやプッシュボタンなど、車両に搭載されているコンポーネントのデザインをベースに開発された。そのためヒストリックモデルのインテリアともシームレスに統合。装着後もアンプ、スピーカー、アンテナなどの周辺パーツはこれまで通り使用可能となっている。また、タイプ997ではインストゥルメントクラスター内の「ナビゲーション・ディスプレイ」も引き続きサポートされる。
操作はタッチスクリーンディスプレイに加えて、従来のスイッチを介しても可能。高解像度のタッチスクリーンディスプレイは、目的を簡単に選択できるよう、操作が最適化された。スマートフォン、USB、AUX用のインターフェイスに接続可能な外部メディアボックスも搭載。連絡先へのアクセスを含む電話機能は、Bluetooth経由で利用することができる。
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ポルシェコンタクト
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