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Mercedes-Benz E‑Class
助手席用ディスプレイをオプションで用意
新型Eクラスに、「MBUXスーパースクリーン」を導入。オプションの助手席スクリーンを装着すると、大型グラスに覆われたデジタルディスプレイが、ダッシュボード全面に配置される。また、オプションで「エンターテインメント・パッケージ(MBUX エンターテイメント・プラス)を用意。この中には専用ハードウェア、「Mercedes me」コネクトサービス、サードパーティプロバイダー・データパッケージが含まれる。さらに、販売市場よっては、高速データ通信を可能にする5G通信モジュールも導入される。
新型メルセデス・ベンツ Eクラスに搭載されたコンピュータシステムは、従来は別々の領域にあった演算機能を、単一のプロセッサで実行。例えば、コクピットのデジタルスクリーンと「MBUX」インフォテインメント・システムは、非常に強力な新型センター・オンボード・コンピュータを共有する。このようなネットワーク化により、特にデータの送信スピードが大幅に向上し、パフォーマンスアップを実現した。
新型Eクラスのマーケット投入は発売はセダンからとなり、2023年夏に欧州でのデリバリーをスタート。米国では2023年秋に販売が開始される。現時点で日本市場への投入時期は未定となっている。
車内で「TikTok」や「Zoom」が使用可能に
新型Eクラスのパッセンジャーは、サウンド・ビジュアライゼーション機能付き「アクティブ・アンビエント・ライティング」により、音楽を耳だけでなく目でもで体験することができるようになる。
音楽/映画/アプリからのサウンドを耳で聞き、Burmester製4Dサラウンドシステムのトランスデューサーで音圧を体で感じ、さらにオプションの「アクティブ・アンビエント・ライティング」により、光を視覚的に楽しむことができる。例えば、素早いビートが刻まれると、照明が急速に変化し、流れるようなリズムでは照明のムードがソフトに演出されるという。
オプションの助手席用スクリーンを装着すると、同乗者がテレビやビデオストリーミングなどのコンテンツを視線を逸らさずに楽しめるようになった。最先端のビジュアルシールド機能により、スクリーンの明るさを抑えることができるため、ドライバーの注意力を逸らすこともないという。
今回、メルセデス・ベンツのソフトウェア部門は、サードパーティ製アプリのインストールを可能にする、新たな互換性レイヤーを開発。Eクラスの発売と同時に、エンターテインメントSNS「TikTok」、モバイルゲーム「アングリー・バード」、コラボレーションアプリ「Webex」、オフィスアプリケーション「Zoom」、ブラウザ「Vivaldi」が、センターディスプレイで利用できるようになるという。