2023年夏からプジョー 508改良新型欧州デリバリー開始

「プジョー 508 セダン/508 SW」改良新型は“3本の爪”を大胆にフィーチャー【動画】

プジョーの新型ロゴ・マークを採用し、グリルとライトユニットを一体化した、新デザインのフロントセクションを纏った、プジョー 508改良新型。
プジョーの新型ロゴ・マークを採用し、グリルとライトユニットを一体化した、新デザインのフロントセクションを纏った、プジョー 508改良新型。
プジョーは、ミドルサイズセダン/ワゴン「508」の改良新型を発表した。プジョーの新型ロゴマークを中心にダイナミックさを増したエクステリアを導入し、最新インフォテインメントシステム、充実の運転支援テクノロジーを数多く搭載。新型508はフランス・ミュールーズ工場で生産され、2023年夏から欧州でデリバリーを開始する。

PEUGEOT 508 SW

プジョーの最新デザインを纏って登場

プジョーが308から導入した新型ロゴ・マークに加えて、「3クロー3クロー(3本の爪)・シグネチャー」が、フロントのデイタイム・ランニングライトや、テールライトに採用されている。
プジョーが308から導入した新型ロゴ・マークに加えて、「3クロー(3本の爪)・シグネチャー」が、フロントのデイタイム・ランニングライトや、テールライトに採用されている。

新型508 セダン/508 SWは、プジョーの新ロゴを中心に備えた大型グリルと、マトリックスLEDライトユニットをバンパーと一体化。さらに、ボディサイドにはプジョーの最新デザインモチーフである「3クロー(3本の爪)・シグネチャー」ライティングシステムを配置し、モダンかつ、迫力のあるエクステリアを実現した。

足元には新デザインの18インチ「EPHERRA」ダイヤモンドパターンアロイホイールを採用。リヤセクションには、3クローをモチーフにしたフルLEDライト・シグネチャーを導入した。リヤのブラックガーニッシュに配置されたエンブレムは、バサルテ・グレーの「PEUGEOT」バッジに変更され、よりワイドでシックな印象をアピールする。

ボディカラーは、新色の「オケナイト・ホワイト(写真)」「エクリプスブルー」「チタニウム・グレイ」を含む7色を設定。セレニウム・グレー、アーテンス・グレー、エリクサー・レッド、ペルラ・ネラ・ブラックは、現行モデルから引き続き、チョイスすることができる。

プジョーのデザインディレクターを務めるマティアス・ホッサンは、508改良新型のデザインについて、次のように説明を加えた。

「プジョー 508改良新型では、テクノロジーのアップデートに加えて、ネコ科の動物を思わせるアグレッシブなデザインが強調されています。薄型ヘッドライトと3クロー・シグネチャーが、バンパーに溶け込むようグリルと一体化することで、迫力のフロントセクションを実現しました」

WECの9X8由来のPHEVテクノロジー

パワーユニットはPHEV、ガソリン、ディーゼルの3タイプを用意。ハイパフォーマンス仕様の「508 プジョースポール エンジニアード」は、最高出力364PSを発揮する、1.6リッター直列4気筒ガソリン+電気モーターのPHEVパワートレインを搭載する。
パワーユニットはPHEV、ガソリン、ディーゼルの3タイプを用意。ハイパフォーマンス仕様の「508 プジョースポール エンジニアード」は、最高出力364PSを発揮する、1.6リッター直列4気筒ガソリン+電気モーターのPHEVパワートレインを搭載する。

508 セダン/508 SWのパワーユニットは、1.6リッター直列4気筒ガソリン+電気モーターのプラグインハイブリッド仕様(最高出力182PS、228PS)、1.6リッター直列4気筒ガソリン(131PS)、1.5リッター直列4気筒ディーゼル(131PS)をラインナップ。すべてのエンジンに「EAT8」8速オートマチックギヤボックスが組み合わせられる。

ラインナップの頂点に位置するハイパフォーマンスPHEV「508 プジョースポール エンジニアード」は、最高出力364PS、最大トルク520Nmという、プジョー市販モデル最強のスペックが引き続き与えられた。エクステリアや走行性能には、世界耐久選手権(WEC)に参戦するプジョー・スポールからのフィードバックが投入されている。

プジョーのマーケティング&コミュニケーション・ディレクターのフィル・ヨークは、508 プジョースポール エンジニアードについて、次のようにコメントした。

「プジョーの歴史はモータースポーツと切っても切れない関係にあります。現在、WECに参戦するプジョー9X8はその証だと言えるでしょう。現在のWECは電動化技術が導入されるなど、パフォーマンスの定義が大きく変わりました。PHEVパワートレインを搭載する508 プジョースポール エンジニアードは、WEC参戦で得られた知見をベースに開発されています」

インフォメントシステム「i-Cockpit」が進化

プジョーが誇るインフォメントシステム「i-Cockpit」がさらに進化を果たし、コクピットのデジタルクラスターの表示内容をカスタマイズできるようになった。
プジョーが誇るインフォメントシステム「i-Cockpit」がさらに進化を果たし、コクピットのデジタルクラスターの表示内容をカスタマイズできるようになった。

インテリアは、モダンなデザインとマテリアルの品質をさらに強化。プジョーが展開するインフォテインメントシステム「i-Cockpit」がさらに進化を果たした。「i-Connect Advanced」システムには、10インチ・高解像度センタースクリーン、コネクテッド・ナビゲーション、自然言語音声認識、ワイヤレス接続、無線アップデートを搭載し、パッセンジャーに充実のドライブ体験を提供する。

コンパクトなステアリングホイールのセンターには、プジョーの新型ロゴ・マークを配置。リム部にはマルチメディア・システムコントロール、ボリューム、ボイス・コントロールが並べられており、ステアリングから手を離すことなく操作することができる。

ステアリングホイール奥のデジタル・クラスターは、ドライバーの好みに合わせて表示内容のカスタマイズが可能。ダッシュボードのセンター部には10インチ高解像度タッチスクリーン、その下には洗練されたデザインのピアノキーが並ぶ。「EAT8」8速オートマチックギヤボックスのセレクターは、人間工学に基づいた新たなデザインが採用された。

プジョー 508改良新型を動画でチェック!

ラインナップの先陣を切って、CセグメントSUVのプジョー 3008(写真)と5008に48Vマイルドハイブリッド仕様が追加される。

「1.2リッターを48Vハイブリッド化」プジョー 3008/5008の直3ベース48Vハイブリッドは最大15%燃費を削減

プジョーの製品ラインナップに新たなテクノロジーが導入される2023年は、プジョーにとって「電動モデルイヤー」となるかもしれない。ステランティス・グループが開発した新したな48Vハイブリッド・システムは、プジョー 3008と5008に搭載され、その後、他のモデルにも拡大される予定だ。このシステムは、プラグインハイブリッド、フルEV、燃料電池モデルなどの幅広い電動ファミリーを補完する存在となるという。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…