2002 ターボと初代M3の直系コンパクトFRスポーツ新型「BMW M2」日本導入決定

新型「BMW M2」が6速MTと8速ATをラインナップして日本導入スタート【動画】

日本導入がスタートした新型「BMW M2 クーペ」の走行シーン。
M3/M4と同じパワーユニットをコンパクトなボディに搭載した、新型BMW M2の日本導入が開始された。
ビー・エム・ダブリューは、全面改良を施したプレミアム・ハイパフォーマンス・コンパクト、新型「BMW M2 クーペ」の日本導入を開始した。2月27日から全国のBMW正規ディーラーにおいて、オーダー受付をスタート。カスタマーへのデリバリーは2023年4月からを予定している。

BMW M2

3.0リッター直6ツインターボと後輪駆動そして6速MT

日本導入がスタートした新型「BMW M2 クーペ」の走行シーン。
パワフルな3.0リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンに、後輪駆動を組み合わせた新型M2は、あらゆる状況下で唯一無二のパフォーマンスを発揮する。

BMW M社(BMW M GmbH)が開発した高性能仕様「M」モデルには、ふたつのカテゴリーが存在する。ひとつはサーキットでの本格的な走行を可能とした「Mハイパフォーマンス・モデル」、もうひとつが本格的なサーキット走行で培われた技術を採り入れた「Mパフォーマンス・モデル」だ。今回、日本導入が開始された「M2」は、Mハイパフォーマンス・モデルに位置付けられる。

BMWの高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発した新型M2は、1985年の初代「M3」、1973年の「2002 ターボ」の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなBMW Mモデル。初代BMW M2は2016年に発表され、今回登場したM2は2代目となる。

新型M2は、コンパクトなボディに自然吸気を思わせる官能的な吹け上がりと、ターボによる圧倒的なパワーを併せ持った、3.0リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと、約50対50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロードホールディング性能を実現した。

BMW Mモデルらしいパワフルでマッシブなスタイリングと、サーキットにおける高いコーナリング性能を発揮。今回、よりダイレクトに車両を操ることができる6速MT搭載モデルの日本導入も決まった。

最高出力460PSを発揮する3.0リッター直6ツインターボ

パワーユニットは、車格が上のM3/M4と同じ、最高出力460PSを発揮する高効率3.0リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンを搭載する。
パワーユニットは、車格が上のM3/M4と同じ、最高出力460PSを発揮する高効率3.0リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンを搭載する。

パワーユニットは、M3やM4にも採用された最高出力460PS(338kW)・最大トルク550Nmを発揮する高効率3.0リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ・ガソリンを搭載する。

圧力損失を最小限にし、流体抵抗も極めて低く抑えることで、レスポンスを最適化。高効率を実現した吸気ダクト、重量を最適化し高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧により低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボチャージャーなど、サーキットで培われた多くの技術が贅沢に投入されている。

トランスミッションは、ドライブロジック付き8速ATのMステップトロニック・オートマチック・トランスミッションを採用。サーキット走行から快適な街中での走行まで、あらゆる場面に対応する。さらに、ドライバーが意のままにシフト操作可能な、6速MT搭載モデルも用意された。

ボディ含め、ドライブトレインを構成する各種パーツにはアルミニウムを多用したことで、大幅な軽量化を実現。エンジンルーム内のストラット・ブレースの追加、フロントアクスルとリヤアクスルへの補強を施し、ボディ剛性も強化された。ハードなサーキットでの走行を可能とするため、耐熱・耐フェード性能に優れた大径ブレーキディスク、軽量化された6ポットMコンパウンド・ブレーキを標準装備する。

迫力を増したワイドで低いアピアランス

日本導入がスタートした新型「BMW M2 クーペ」のエクステリア。
2シリーズ クーペのデザインや居住性を損なうことなく、ワイドトラック化。筋肉質な前後フェンダーをはじめとした専用デザインにより、ワイドかつ低く構えたアピアランスを手にしている。

新型M2のフロントセクションは、2シリーズ クーペをベースとしながら、大きく左右に張り出したスクエア型エアインテーク、ヘッドライト周辺の専用デザイン、バーティカルバーを採用した直線的なフレームレス・キドニー・グリル、ワイド化されたフロントホィールハウスなど、大幅な存在感アップを実現した。

サイドセクションは2シリーズ クーペの伸びやかなデザインと居住性はそのまま、サイドスポイラーを大型化し、フロントとリヤのバンパーデザインを力強く変更したことで、パワフルな走行性能を表現。さらに大径ホイールの採用とローダウン化により、低重心化とレーシングカーのようなアピアランスも手にしている。

リヤセクションは、LED技術を採り入れスモーク処理されたコンパクトなテールライト、後部をキックアップさせた厚みのあるトランク形状、Mハイパフォーマンス・モデル伝統の4本出しエキゾーストパイプ、空力特性の改善に寄与する立体的なリヤディフューザーを採用。シンプルながらもスポーツクーペにふさわしいグラマラスな存在感をアピールする。

M3/M4と共通コンポーネントを採用した室内

日本導入がスタートした新型「BMW M2 クーペ」のインテリア。
レーシーなコクピットは、上級モデルのM3/M4と共通のコンポーネントを多く採用。コンパクトながらも、上質な室内を実現している。

インテリアは、上級モデルのM3/M4と共通のコンポーネントが数多く採用された。「iドライブ」コントローラー、視認性に優れたカーブド・ディスプレイ、パッセンジャーの身体をしっかりとサポートするMスポーツシート、フロントシートに内蔵されたイルミネーション付き「M2」ロゴを標準装備。リヤシートは、コンパクトながらも大人2名の乗車が可能なスペースが確保された。

また、サーキット走行に適した「Mカーボン・バケット・シート」をオプション設定。Mカーボン・バケット・シートは多点式シートベルトにも対応し、横方向のGを強力にサポートする。フロントシート用2脚で、約10kgもの軽量化も実現している。

【車両本体価格(税込)】
BMW M2(6速MT):958万円
BMW M2(8速AT):958万円

【問い合わせ】
BMW カスタマー・インタラクション・センター
TEL 0120-269-437

【関連リンク】
・BMWオンライン・ストア

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…