ヒョンデのBセグメントSUV「ヒョンデ コナ」が2代目に進化

航続距離490kmのフルEV「ヒョンデ コナ エレクトリック」の日本導入は2023年【動画】

2代目に進化したBEV仕様「ヒョンデ コナ エレクトリック」のエクステリア。
ヒョンデの世界戦略車「コナ」がフルモデルチェンジを実施。2代目コナはBEV仕様の日本導入が決まっている。
ヒョンデ・モーター・カンパニは、新型BセグメントSUV「コナ」を発表した。内燃機関搭載モデル(ICE)、プラグインハイブリッド(PHEV)、フル電動モデル(BEV)をラインアップし、日本市場にはBEV仕様の「コナ エレクトリック」が導入される予定だ。

Hyundai KONA Electric

世界市場で人気を集めたコンパクトSUV

2代目に進化したBEV仕様「ヒョンデ コナ エレクトリック」のエクステリア。
2017年にデビューを果たした初代コナは、扱いやすいサイズと幅広いパワートレインラインアップから、世界中で高い人気を博した。2代目コナは、BEV仕様が日本市場にも投入される。

3月7日、ヒョンデはデジタルワールドプレミアを開催。先進的な安全性と利便性、クラストップの航続距離を提供するBEV仕様を筆頭に、スケールアップした新型コナを発表した。BEV(標準仕様/ロングレンジ仕様)、ICE、PHEVに加えて、コナとしては初めてスポーツ仕様の「Nライン」も登場している。

初代コナは2017年にデビュー。ヒョンデらしい個性あふれるエクステリアに、フル電動モデルを含む幅広いパワートレインをラインナップし、世界市場で大きな人気を集めたコンパクトSUVだ。デビューから6年目の初のフルモデルチェンジを経て、2代目へと進化を果たした。

新型コナは、全長が先代から175mm長い4355mm、ホイールベースは60mm長い2660mm、全幅は25mmワイドな1825mm、全高も20mm高い1575mmと、世界市場の要望に合わせてボディサイズを拡大している。

フル電動仕様をメインに行われた開発

2代目に進化したBEV仕様「ヒョンデ コナ エレクトリック」のエクステリア。
ヒョンデ コナは、幅広いパワートレインをラインアップするが、2代目はBEV仕様の「コナ エレクトリック」をメインに開発されている。

ヒョンデは、2030年までに11種類の新型EVを市場に投入するという、意欲的な電動化戦略を掲げており、コナもBEV仕様をメインに開発。ヒョンデ・モーター・カンパニーのチャン・ジェフンCEOは、新型コナについて次のようにコメントした。

「コナ エレクトリックは、アイオニックと並んで、ヒュンダイの電動モデル・ラインアップを強化する上で大きな役割を果たすことになります。高い評価を得た初代コナ エレクトリックをベースに、多くの優れた機能を採用し、ライバルをリードするよう設計・デザインされています」

「ヒョンデとしては、EV革命を単なるトレンドとは考えていません。EVへの移行は、自動車業界だけでなく、社会にとっても重要なポイントだと考えています。私たちが展開するEVのように、環境に優しい自動車の実現を通じて、クリーンモビリティへの移行を加速させ、人々の環境をさらに向上させたいと願っています」

ロングレンジ仕様は最大航続距離490kmを確保

2代目に進化したBEV仕様「ヒョンデ コナ エレクトリック」の走行シーン。
バッテリーサイズの異なるロングレンジ仕様とスタンダード仕様をラインアップ。ロングレンジ仕様は、最大航続距離490kmが確保された。

コナ エレクトリックは、ロングレンジ仕様の最大航続距離が490km(WLTP)以上を確保。バッテリー容量はロングレンジ仕様が65.4kWh、スタンダート仕様が48.4kWh、最高出力はロングレンジ仕様が160kW、スタンダート仕様が114.6Kw。最大トルクはどちらも255Nmというスペックが与えられた。急速充電器を使用すれば、約41分で10%から80%まで充電が可能となっている。

新開発の「e-ASD」は、専用のバーチャルサウンドをコクピットにもたらす。走行状況やモーターのコンディション、加速度などをふまえて、最適なサウンドを楽しむことができる。双方向充電に対応した「V2L(Vehicle to Load)」機能を搭載したことで、様々なデバイスへの給電も可能となっている。

レベル2の自律走行、前方衝突回避支援(FCA)、ブラインドスポット・ビュー・モニター(BVM)、リモート・スマート・パーキング・アシスト(RSPA)、ドライバー・ステータス・モニター(DSM)など、先進のドライブアイスト機能が数多く標準搭載された。

2基のディスプレイを並列したコクピット

2代目に進化したBEV仕様「ヒョンデ コナ エレクトリック」のインテリア。
クリーンな印象のコクピットの中心には、2基の12.3インチ・ディスプレイを並列に配置。ステアリングにすべての運転機能を集約させたことで、センターコンソールに収納スペースが確保された。

シンプルでクリーンな印象を与えるコクピットの中心には、12.3インチ・デュアル・パノラミック・ディスプレイを内蔵したフローティングパッドを配置。シフト・バイ・ワイヤ式ギヤセレクターは、センターコンソールからステアリングホイール裏に移動し、オープンコンソールに回転式カップホルダーを備えた大型収納スペースが導入された。これらのレイアウト変更により、コナの居住空間は先代モデルから大幅に快適性が向上している。

フロントシートには「リラクゼーション・コンフォート・シート」をオプションで用意。この新開発シートは体圧分散を最適化し、長距離ドライビング時の疲労感を軽減することができる。リヤシートの「カーブレス・ベンチシート」は、BセグメントSUVの居住性を最大限に高め、メンテナンスも容易。2段階ラッチでリヤシートのリクライニングも可能となっている。また、リヤシートを倒すことで、最大466リットルのラゲッジスペースも確保された。

ヒョンデ コナを動画でチェック!

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…