【WEC】開幕戦セブリングの公式練習でフェラーリ 499Pが好タイム

WECデビューを迎えた「フェラーリ 499P」がフリープラクティスで3番手タイムを記録

いよいよ、WECデビューを果たしたフェラーリ 499Pが、公式プラクティスに登場した。
いよいよ、WECデビューを果たしたフェラーリ 499Pが、公式プラクティスに登場した。
3月15〜16日にかけて、2023年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦「セブリング1000マイル」の公式プラクティスが行われ、1回目にフェラーリAFコルセから参戦するフェラーリ 499P 51号車が2番手タイムを記録。16日に行われた3回目のプラクティスでは、50号車が3番手タイムで走行した。

Ferrari 499P

トップタイムのトヨタに続くペースを披露

初のWEC公式プラクティスに挑んだフェラーリ 499Pは、順調にラップタイムを重ね、チャンピオンマシンのトヨタ R010 HYBRIDに続くタイムを記録した。
初のWEC公式プラクティスに挑んだフェラーリ 499Pは、順調にラップタイムを重ね、チャンピオンマシンのトヨタ R010 HYBRIDに続くタイムを記録した。

2023年シーズンのWECのトップカテゴリーに、フェラーリはル・マン・ハイパーカー(LMH)規定で開発した2台のプロトタイプレーシングカー「499P」を投入。50号車はアントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン、51号車はアレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィがステアリングを握る。

15日に行われた2回の公式プラクティスに続き、16日に行われた公式プラクティスも晴天に恵まれ、気温が22℃を超えるなか、2台のフェラーリ 499Pは合計47周を走行。50号車が3番手タイム、51号車が5番手タイムを記録した。

50号車の499Pは合計23周を走行し、ベストラップは1分46秒777。ターン17でのアクシデントでセッションが早めに終了したものの、トップタイムを記録したトヨタ・ガズーレーシング 7号車から、0秒994差の3番手と上々の仕上がり。ベストタイムを刻んだのは最初にステアリング握ったフォコ、続いてモリーナ、ニールセンが499Pで精力的にラップを重ねた。

フェラーリ 499Pの51号車をドライブする、ジェームス・カラド。

「フェラーリでWECを戦って10年」開幕戦セブリングで「499P」をデビューさせるジェームス・カラドの素顔

2023年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦セブリング1000マイルレース(3月16〜17日)において、ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定で開発されたプロトタイプレーシングカー「フェラーリ 499P」がデビューする。2台体制で耐久レースにワークス復帰するフェラーリ、51号車の499Pをアレッサンドロ・ピエール・グイディ、アントニオ・ジョヴィナッツィと共にドライブするのが、英国出身のジェームス・カラドだ。

ロードカーのデザインを受け持つフェラーリ・チェントロ・スティーレの手になる499P。ロードカーとは基本的に無関係なプロトタイプカーだが、ひと目でフェラーリとわかるスタイリングに仕上げた。

「来年のル・マン24時間が待ち遠しい!」フェラーリの最新プロトタイプレーシングカー「499P」発表

2023年からFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスへのエントリーを表明しているフェラーリが、ついにその参戦車両「499P」を発表した。その全貌を現地から大谷達也がリポートする。

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