目次
Ferrari 499P
耐久レースへの復帰を果たしたフェラーリ
2023年シーズンのWECのトップカテゴリーに、フェラーリはル・マン・ハイパーカー(LMH)規定で開発された2台のプロトタイプレーシングカー「499P」を投入。
デビュー戦のセブリング1000マイルでは、アントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンがドライブする50号車が予選でポールポジションを獲得。アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィの51号車も、4番グリッドからスタートした。
ペナルティを受けながらも3位でフィニッシュ
フロリダのまぶしい日差しが降り注ぐ中、17日の現地時間正午に長いレースがスタート。ポールシッターの50号車は序盤にトップを走行するも、レースペースで勝るトヨタの2台にパスされ3番手にポジションダウン。その後、ドライブスルーペナルティなどを受ける場面もあったが、50号車はレースを通して2台のトヨタを追い続けた。
50号車はレース終盤、4番手につけるキャデラックからのプレッシャーを受けながらも、アントニオ・フォコが抜群のコントロールで抑え切り、見事3位でフィニッシュ。フェラーリの耐久レース復帰初戦をポディウムで飾った。
一方、51号車はLMGTE Amカテゴリーのフェラーリ 488 GTEと接触しコースオフ。マシンに大きなダメージを負ったもののピットでマシンを修理し、7位でレースを走り切っている。