目次
BAC Mono R
BAC重要市場の日本に2拠点を新設
2009年にニールとイアンのブリッグス兄弟が英国・リバプールに設立したブリッグス・オートモーティブ・カンパニー(BAC)は、独自に開発したナンバー付きシングルシータースーパースポーツ「Mono」シリーズを展開している。現在、BACは野心的な拡大戦略を進めており、日本に2拠点、台湾に1拠点のショールームを新たに立ち上げることになった。
現在、BACの総販売数のうち33%がアジア地域で占められており、シンガポール、マレーシア、香港、インドネシア市場では「Mono」シリーズの人気がさらに高まりつつある。日本はBACにとって2番目に大きな市場であり、今回東京と福岡にショールームをオープンすることで、さらに日本での人気が高まることが期待されている。
BAC東京、BAC福岡、BAC台湾という、3拠点は、新車の展示だけでなく、アフターセールス、サービス&メンテナンスも実施。アジアにおける販売拠点の拡大について、BACのグローバルセールス責任者を務めるクリス・ロックハートは、次のようにコメントした。
「BACのMonoシリーズは、46以上の国と地域に輸出され、ドライビングの楽しさが絶賛されています。まさにグローバルなスーパースポーツに成長したと言えるでしょう。東京のベスポーク オートモーティブ、福岡の永三MOTORS、台湾の永三汽車との戦略的パートナーシップを通じて、世界中のお客様に私たちが開発したシングルシーター・スーパースポーツを紹介できることを嬉しく思います」
2台の「Mono R」を東京と福岡に展示
英国・リバプール工場において2台の日本向け「Mono R」が完成し、4月14~16日に千葉県の幕張メッセで開催される自動車イベント「オートモビル・カウンシル(AUTOMOBILE COUNCIL)」において、日本初公開される。その後、2台のMono Rは、東京と福岡のBACショールームで展示される予定だ。
「BAC東京」のショールームは、英国製オーダーメイド車両を専門に扱う「ベスポーク オートモーティブ(Bespoke Automotive)」との協力によりオープン。BAC東京では、深いパープルカラーのカーボンファイバー製カウルが印象的なビスポーク仕様のMono Rが展示される予定だ。
永三MOTORSの協力のもとオープンする「BAC福岡」には、BACを象徴するロボット・ホワイトにペイントされたMono Rが展示される。「BAC台湾」を運営するのは、永三MOTORSの親会社である台湾永三汽車。台北のショールームにMono Rが持ち込まれるのは、2023年後半の予定だという。
【関連リンク】
・ベスポーク オートモーティブ公式サイト