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Fisker Ocean Extreme
フィスカーの想定値を超えた最大航続距離
ヘンリック・フィスカーが立ち上げたフィスカーは、2022年11月から初の量産フル電動モデル「オーシャン」の生産をスタートした。オーシャンは2023年4月28日までに、欧州でのホモロゲーションを取得。その後、順次各国でのデリバリーが開始される。
オーシャンは「エクストリーム」「ウルトラ」「スポーツ」 という3つのトリムラインをラインナップ。今回、標準トリムの「オーシャン エクストリーム」が、ホモロゲーション取得に向けた走行試験を実施。WLTP燃費基準において、1回のフル充電による航続距離が測定され、707km(449マイル)を記録した。
これはフィスカーの予想値を超えるもので、「欧州で最も長い距離を走行できるフル電動SUV」の称号を手にした形だ。航続距離が700kmを超えたことで、ロンドンからグラスゴー、パリからフランクフルトまで、余裕を持って走行できることになる。
ウィーンとコペンハーゲンに拠点を開設
フィスカーのヘンリック・フィスカーCEOは、オーシャンの航続距離が想定値を超えたことに喜びを隠さない。
「フィスカー オーシャンは、デザイン、持続可能性、革新性、使いやすさ、航続距離を最高レベルで実現するために開発されました。5名乗車可能な最高のEVが完成したことで、お客さまはどんなロングドライブでも楽しむことができるのです。そして、航続距離が当初の計算を上回ったことをあらためて嬉しく思っています」
今回、欧州初の販売&サービス拠点「フィスカーセンター+」が、2023年4月11日にオーストリアのウィーンと、デンマークのコペンハーゲンにオープン。2023年中に、欧州のいくつかの都市と、米国にも「フィスカーセンター+」が追加される予定だ。