【WEC】第2戦ポルティマオ6時間、フェラーリが2位表彰台を獲得

WEC第2戦ポルトガルで「フェラーリ 499P」」と「ポルシェ 963」がポディウムフィニッシュ

WEC第2戦ポルティマオ6時間で、2位表彰台を獲得した、フェラーリ 499P。
フェラーリ 499P 50号車が、優勝したGR010 HYBRID 8号車に続く、2位フィニッシュを果たした。
4月16日、ポルトガルのアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェにおいて、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦「ポルティマオ6時間」決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ)のGR010 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレイ/平川亮)が勝利を飾った。2位にはフェラーリAFコルセのフェラーリ 499Pの50号車、3位にポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのポルシェ 963の6号車が入っている。

ポディウムを分けあった3メーカー

昨年のWEC王者のトヨタが開幕から2連勝を達成、フェラーリが2位、ポルシェが3位に入ったことで、3メーカーが表彰台を分け合うことになった。
昨年のWEC王者のトヨタが開幕から2連勝を達成、フェラーリが2位、ポルシェが3位に入ったことで、3メーカーが表彰台を分け合うことになった。

WEC第2戦決勝レースは、4月16日正午にスタート。直後の1コーナーでは、ポールポジションのトヨタの8号車と7号車がトップを争う中に、フェラーリ勢が割って入って見せる。スタートを制したトヨタの8号車はレースの大半をリードする完璧な戦いぶりで、シーズン初勝利を飾った。

レース序盤、2番手を走行していたトヨタだが、7号車にリヤのドライブシャフト・センサーにトラブルが発生し、後退。代わって2番手に浮上したフェラーリ50号車(アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン)は順調にラップを重ね、2戦連続の表彰台となる2位でレースを走り切った。

50号車をドライブしたニールセンは、開幕戦セブリングに続く表彰台獲得にも、「素晴らしい結果になりました。セブリングでのデビュー戦からまた一歩前進することができて、とてもハッピーです。今回、レース中にトヨタの7号車にトラブルが発生し、その時点で2位のポジションを固められたのはラッキーでした」と、冷静なコメントを残した。

レース序盤、3番手を走行していたフェラーリAFコルセの51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョヴィナッツィ)は、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムに不具合を起こして後退するも、その後トラブルを解消し、6位で走り切った。

ポルシェがシーズン初表彰台を獲得

WEC第2戦ポルティマオ6時間で、3位表彰台を獲得した、ポルシェ 963 6号車(ケビン・エストレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・ヴァントール)。
今シーズン、ペンスキーとタッグを組みWECに復帰を果たしたポルシェが、2戦目で3位表彰台を獲得。トヨタとフェラーリのハイパーカー勢に続き、LMDh規程トップを手にした。

ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、ポルシェ 963の6号車(ケビン・エストレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・ヴァントール)が予選5番手、5号車(デイン・キャメロン/ミカエル・クリステンセン/フレデリック・マコヴィッキィ)が7番手からレースをスタート。ポルシェ陣営は最初のピットイン時にタイヤ交換を行わないというギャンブルを選び、6号車が上位をキープする。

レース終盤、ライバルがトラブルに見舞われる中、6号車は3位でフィニッシュ。一方、一時5番手まで順位を上げた5号車は、残り100分の段階でパワステトラブルが発生し、11位に終わっている。

チームに初の表彰台をもたらしたエストレは「表彰台フィニッシュができたことを嬉しく思います。かなりハードワークをこなしてくれたメカニックのことを考えると、3位とはいえ勝利のようにも感じています。ライバルとの差はまだありますし、開発を続け、さらに上を目指していきます」と、喜びを語った。

フェラーリがワークス体制で耐久レースに参戦してから50年、ついにWECへのワークス復帰を果たしたフェラーリ。フェラーリ 499P 50号車は予選で見事ポールポジションを獲得する。

WEC開幕戦でポールからスタートしたフェラーリ 499Pがトヨタに続く3位フィニッシュ【動画】

3月17日金曜、2023年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦セブリング1000マイルの決勝レースが開催され、ポールポジションからスタートしたAFコルセのフェラーリ 499P 50号車は、デビュー戦で3位表彰台を獲得した。レースはトヨタ GR010 ハイブリッド 7号車が優勝。2位にもトヨタの8号車が入り、トヨタが1-2フィニッシュを飾っている。

IMSA第2戦セブリング12時間決勝レースで、抜群のスピードを披露したポルシェ 963。

非公開: IMSA第2戦セブリング12時間決勝レースでトップ争いのポルシェ 963を襲ったまさかのアクシデント

IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦「セブリング12時間レース」の決勝レースが3月18日に行われ、トップカテゴリーのGTPクラスは、キャデラック V-シリーズ R 31号車が優勝。2位にはBMW M ハイブリッド V8 25号車が入り、ポルシェ 963は6号車がレース終盤にクラッシュしながらも、3位表彰台を獲得した。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…