高級自動車業界における豊富なデザイン経験
シュールマンは、ベントレー、ブガッティ、アストンマーティンなどのラグジュアリーブランドにおいて、20年にわたり、カーデザインのキャリアを積んできた。マクラーレンにおいては、スペシャル・プロジェクトのリードデザイナーとして、テレビゲームのコンセプトをベースにしたサーキット専用シングルシーターハイパーカー「ソーラス GT」のデザインを監修を担当している。
シュールマンは 2005年にプフォルツハイム大学を卒業、同年フォルクスワーゲンに入社。その後、ブガッティのエクステリアデザイン責任者、アストンマーティンのエクステリアデザイン責任者、そしてベントレーのデザインディレクターを経て、マクラーレンに加入している。
今後、シュールマンはサリー州ウォーキングにあるマクラーレン・テクノロジー・センターを拠点に活動。デザインチームを率いて、未来を見据えたコンセプト、エクステリアやインテリアのスタイリング、カラーやマテリアルなど、ブランドデザイン全般の責務を担うことになる。
マクラーレン・オートモーティブのマイケル・ライターズCEOは、今回のトビアス・シュールマンの起用について次のように説明した。
「シュールマンをチームのメンバーに迎えることができ、嬉しく思います。彼は経験豊富なカーデザイナーであり、過去にはマクラーレンとして画期的なソーラス GTプロジェクトに携わってくれたこともあり、マクラーレンをよく理解しています。今後はマクラーレンが掲げる『フューチャー・オブ・ パフォーマンス』戦略の一環として、新しいデザインを開発し、商品開発においてリーダーシップを発揮してくれることでしょう」