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Abarth 500e
強化された専用電気モーターを搭載
アバルトは、限定ローンチ仕様の「500e スコーピオニッシマ」の成功に続き、フル電動コンパクトモデル「500e 」の通常ラインナップを発表した。3ドアハッチバックとカブリオのボディタイプが用意され、ベースモデルの「500e」とスポーティな「500e ツーリズモ」の2モデルを展開する。
アバルト 500eには、ベースとなったフィアット 500eよりも強化された電動モーター(最高出力157PS)と、42kWhのバッテリーを搭載。ゼロエミッション走行だけでなく、アバルトに相応しい鋭い加速力を実現した。
最大航続距離は265km、最大85kWの急速充電にも対応する。1日の走行距離(約40km)に必要な充電時間は5分未満で行うことができる。急速充電器を使用することで、約35分で航続可能距離の80%を充電することも可能となっている。
電動化をイメージしたBEV専用ロゴ
エクステリアのポイントとなるのは、フロントグリルの上部に配置されたダークチタニウムグレーの新しい「ABARTH」レンダリングだろう。これは単なるブランドサインではなく、パフォーマンスとイノベーション、楽しさと持続可能性の融合を意味しているという。
ボディサイドには、スコーピオンに稲妻が組み合わせられた、BEV専用シグネチャーロゴも配置。専用デザインのラテラルスカート、クールホワイトにペイントされたフロントのエアダム、リヤディフューザーインサート、マットグレーの専用ミラーキャップに加えて、足元には専用デザインの17インチアルミホイールも装着される。
エクステリアカラーは「アンチトード・ホワイト(Antidote White)」、「ヴェノム・ブラック(Venom Black)」「アドレナリン・レッド(Adrenaline Red)」に加え、新色の「アシッド・グリーン(Acid Green)」と「ポイズン・ブルー(Poison Blue)」の5色を展開する。
アバルト専用グラフィックを採用
インテリアは、スコーピオン・ストライプのエンボス加工が施されたスポーツシート、スポーティなダブルステッチが入れられたステアリングホイールなど、ドライビングを意識したトーンで纏められた。
インストゥルメントパネルには、専用インフォテインメント・システムを備えた10.25インチ・タッチスクリーン・ディスプレイを配置。ステアリングの奥には、アバルト専用グラフィックが採用された7インチ・TFTクラスターが標準装備される。
アバルト 500eには、イグニッション「オン/オフ」のたびに、ロックギターの音色を車内へと響かせる専用サウンドを搭載。AVAS(車両接近通知装置)にも、アバルト専用の「アバルト・ジングル」が導入されている。
“咆哮”を楽しめるサウンドシステム
今回、ラインナップのトップグレードとして新たに追加された「500e ツーリズモ」のエクステリアには、専用の18インチ・ダイヤモンドカット・チタニウムグレー・アルミホイールが装着される。
インテリアには、スポーティとスタイリッシュさを最大化すべく、上質なタッチ感を持つアルカンターラをチョイス。アルカンターラ&レザー製ステアリングホイールや、エンボス加工を加えたアルカンターラ・ダッシュボードフェイシアにより、上質なプレミアム感が演出された。
さらに500e ツーリズモには、アバルトの”咆哮 “を楽しむことができる「アバルト・サウンド・ジェネレーター」が標準搭載されている。このサウンドシステムはアバルト製ガソリンエンジンのエキゾーストノートを忠実に再現しているという。また、フロントシートヒーター、ワイヤレス充電パッド、リヤビューカメラ、ブラインド・スポット・ウォーニングなどを標準装備する。