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Porsche 911 Targa Facelift
前後バンパーの意匠変更
「992型」と呼ばれる8代目の現行モデルは、2018年11月にロサンゼルスモーターショーでデビューした。それから4年半、現在進行中のフェイスリフトでは、フロントバンパーの形状が変更され左右のエアインテーク部分に2本ずつ水平のバーが設けられているのが確認できる。
このプロトタイプには装着されていないが、縦型の可変プレートがオプション設定されるとも言われれている。冷却が必要な場合に開き、それ以外の時は閉じて空力性能を向上させる仕組みだという。
リヤバンパーには厳重なカモフラージュが施されていることから、デザイン変更が施されるのは確実だろう。特にバンパー下部が大きく変わる可能性が高そうだ。エンジンカバーのエア・アウトレットも同様に隠されており、リヤ部分のイメージチェンジが比較的大きくなると予想される。
新型エンジン搭載か?
車両後部では、エキゾーストにも注目したい。テスト車両の排気孔はセンター寄りになり、「ケイマンGT4 GTS 4.0」や「ボクスターGTS」に似た印象を受ける。両モデル共に、自然吸気の4.0リッターフラット6エンジンを搭載している。現行911のエントリーグレードは3.0リッターフラット6ツインターボエンジンを搭載しているが、関係者からはベースモデルが自然吸気エンジンに戻るという噂も聞かれる。写真から判断はできないが、4.0リッターエンジンをベースに排気量を減らした新しいエンジンが登場する可能性もあるだろう。
写真から判断することはできないが、時代の流れからハイブリッドバージョンの登場もあるかもしれない。「992Ⅱ型」となる新型は、今年中に発表されると言われている。