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Bowmore ARC-52 Mokume Edition
サザビーズのチャリティーオークションに出品
スコットランド・アイラ島のボウモアを拠点とする「ボウモア蒸留所(Bowmore Distillery)」は、1779年に設立された、スコッチウイスキー屈指の老舗蒸留所。2014年以降、日本のサントリーの子会社となっている。
今回、アストンマーティンとボウモアという、イギリスを代表するふたつのブランドによる、ユニークで非常に1点物のコラボレーションウイスキー「ボウモア ARC-52 木目エディション」が製作された。
「ボウモア ARC-52 木目エディション」は、5月26日に英国・ロンドンのサザビーズで行われるチャリティーオークションに出品。収益はボウモア・レガシー基金へと寄付され、ボウモア在住の若者の雇用促進、障碍者への雇用トレーニング、住居支援などに使われる予定だ。
推定落札価格は14万~22万ポンド(2400万~3800万円)。落札者には、ボウモア蒸留所でのスペシャル体験が用意されるほか、アイラ島滞在中に18台のみが限定生産された「アストンマーティン DBX ボウモア エディション」をドライブすることができるという。
日本の「木目金」を表現したデキャンタ
今回、アストンマーティンの最先端技術と、ボウモアのクラフトマンシップが融合し、52年物のシングルモルトを入れる専用デキャンタが製作された。このワンオフ・エディションのコンセプトは、日本の金属加工技術「木目金(もくめがね)」に由来。独特の層状のパターンを持ち、まるで木目のような混合金属の積層が作り上げられている。
ヴァルキリーやF1マシンと同様に、デキャンタの彫刻的なトップ構造は、最高品質のカーボンフィラメントを採用。木目や岩を重ねたような、自然の美しさを表現するため、木目を映し出す独自の加工が施された。これは、ボウモア蒸留所のあるインダール湖にある黒い岩と、この特別な52年物のウイスキーを熟成させた樽の内部を表現しているという。
また容器は自然と人工物がシームレスに融合し、2点でバランスをとりながら、ほとんど重さを感じさせないフォルムを実現。安定感がありながら、洗練された軽やかさを感じさせるプロポーションは、カーデザインにおける「均衡」を意味している。そのデザインには、最新の3Dプリンタと手作業によるクレイモデリングが採用された。