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Porsche Panamera
タイカンの大ヒットで廃止も噂されたがデビューは間近?
生産中止も噂されたことがあるパナメーラだが、どうやら3代目のデビューは確実なようだ。およそ1年前、大規模なカモフラージュが施されたプロトタイプのスパイショットが撮影された。今回は、ポルシェの開発拠点近くで、そのカモフラージュがほとんど取り払われた状態で目撃された。2代目となった現行モデルの登場は2016年。初代が7年間販売されたことを考えると、3代目のデビューは間近に迫っていると考えられる。
電気自動車のタイカン(クロスツーリスモ含む)は2021年の世界販売で4万台を超え、911(約3万8000台)を凌ぐヒットとなった。一方パナメーラは約3万台で約2万台の718系(ケイマン/ボクスター)に次ぎ、ポルシェではマイナーな存在になっている。ちなみに最も販売台数が多いのはマカンの8万8000台でカイエンの8万3000台が続く。
顧客の選択肢として内燃機関を残す戦略?
スタイリングは、タイカンの要素を採用することで未来的に演出しているようだ。パワーユニットは不明だが、以前のスパイショットでは給油口/充電ソケット用とみられる “ドア”が2つ確認されている。したがって、ハイブリッドシステムが採用されると見られる。今回のスパイショットは助手席側しか写っていないため、テスト車両が運転席側に充電ポートを備えていたかどうかを確認することはできない。
タイカンの成功は、ポルシェの顧客も電動化を受け入れていることを証明している。とはいえ、すべてのポルシェユーザーがEVに乗り換える準備ができているわけではないだろう。次世代パナメーラをプラグインハイブリッドとすることは、ポルシェにとって賢い選択と言えるだろう。