「レンジローバースポーツ SV」は限定販売「EDITION ONE」のみ販売

新型「レンジローバースポーツ SV」は先代のSVRを超える超高性能SUV「なお最高速は290km/h」【動画】

レンジローバースポーツ史上最速のスポーツモデル「レンジローバースポーツ SV」のエクステリア。
最高出力635PSを誇る4.4リッターV型8気筒ツインスクロールターボを搭載した、パフォーマンスSUV「レンジローバースポーツ SV」が登場した。
ジャガー・ランドローバーは、新型ハイパフォーマンスSUV「レンジローバースポーツ SV」を発表した。最高出力635PSを誇る4.4リッターV型8気筒ツインスクロールターボを搭載し、レンジローバースポーツ史上最もパワフルなモデルとして登場。ドライビングダイナミクスを最適化したモードを選択すると、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は290km/hを発揮する。

RANGE ROVER SPORT SV

エアロダイナミクス強化したエクステリア

レンジローバースポーツ史上最速のスポーツモデル「レンジローバースポーツ SV」のエクステリア。
高速走行中のエアフローを大幅に改善する、専用空力パーツを装着。力強い存在感と、地に足のついた美しいスタイルを両立した。

レンジローバースポーツ SVはラインアップの頂点に君臨。ライバルを圧倒するスポーティなキャラクター、ダイナミックなパフォーマンス、圧倒的な存在感が与えられた。エアロダイナミクスを強化する独自のデザインを採用し、力強い存在感と地に足のついた美しいスタイルを実現。また、軽量化を追求した素材を積極的に採り入れることで、パフォーマンスを大幅に強化している。

エクステリアは、エアロダイナミクスを強化したフロントセクション、形状を見直したボディサイド下部、リヤセクションにカーボンファイバー製フィニッシャーを備えた4本だしテールパイプなどを採用。「RANGE ROVER」レタリング、フロントバンパー・ブレード、グリルサラウンド、ボンネットベント、サイドベントにはカーボンファイバー製コンポーネントを導入しており、カーボンファイバー・ボンネットはセンターセクションを露出させることも可能だ。

レンジローバー担当マネージング・ディレクター、ジェラルディン・インガムは、レンジローバースポーツ SVについて次のようにコメントした。

「新型『レンジローバースポーツ SV』は、先代モデルの『レンジローバースポーツ SVR』を超える大胆な進化を遂げました。さらに、最も目の肥えたお客様に向けたパーソナライズされたアプローチでも、レンジローバーの哲学を体現している1台だと言えるでしょう」

専用の4.4リッターV8ツインターボを搭載

レンジローバースポーツ史上最速のスポーツモデル「レンジローバースポーツ SV」の走行シーン。
パワーユニットは、最高出力635PS・最大トルク750Nmを発揮する専用の4.4リッターV型8気筒ガソリン・ツインスクロールターボを搭載。先代モデルのレンジローバースポーツ SVRから60PSものパワーアップを果たした。

パワートレインは、最高出力635PS、最大トルク750Nmを発揮する、専用の4.4リッターV型8気筒ガソリン・ツインスクロールターボ(MHEV)を搭載。先代の「レンジローバースポーツ SVR」の5.0リッターV型8気筒ガソリン・スーパーチャージャーよりも、それぞれ60PSと50Nm増となっている。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は290km/hに達するが、一方でCO2排出量は先代モデルから15%低減した。

量産車としては初めて23インチ・カーボンファイバー製ホイールと、レンジローバー・ファミリー初となるカーボンセラミック・ブレーキをオプションとして用意。カーボンファイバーボンネットを含む、空力コンポーネントを標準装備することで最大76kgも軽量化を果たし、SUVを超えた卓越したパフォーマンスを実現している。

レンジローバースポーツ SVの初年度生産分は、特別仕様車「レンジローバースポーツ SV EDITION ONE」のみが、招待を受けた一部のカスタマーのみに販売。「 EDITION ONE」は最高レベルの機能、カラー、仕上げを組み合わせているほか、フロントスプリッター、センターコンソール、トレッドプレート、パドルランプが専用仕上げとなる。すでに2023年の生産分に関しては、すべての割り振りが決まっている。

革新的なサスペンションシステムを搭載

レンジローバースポーツ史上最速のスポーツモデル「レンジローバースポーツ SV」のエクステリア。
レンジローバースポーツ SVは、足まわりに世界初の「6Dダイナミクス・サスペンションシステム」を搭載。コーナリングや加速時にピッチとロールが大幅に低減した。

レンジローバースポーツ SVは、油圧連動式ダンパー、高さ調整可能なエアスプリング、ピッチコントロールが組み合わせられた世界初の「6Dダイナミクス・サスペンションシステム」を採用。革新的なセミアクティブ・サスペンション・システムは、従来のアンチロールバーを不要としており、コーナリングや加速時にピッチとロールを大幅に低減。ボディを常に水平に近い状態に保ち、軽量化、グリップの向上、快適性、洗練性を大幅に向上させている。

「6Dダイナミクス・サスペンションシステム」は、選択したドライブモードに応じて10〜25mm車高を低く設定。先進のシャシーとシームレスに連携して作動する。また、インテリジェント・オールホイールドライブ、オールホイール・ステアリング、トルクベクタリング・バイ・ブレーキング、コンフィギュラブル・ダイナミクス、アクティブロッキング・リヤディファレンシャルには「SV」専用チューニングが施された。

軽量化を追求し、量産車としては初となる23インチ超軽量カーボンファイバー製ホイールをオプションとして用意。5スプリットスポーク・ホイールは、従来の23インチの鋳造アロイホイールと比較して、ホイール1本あたり約9kg(合計35.6kg)も軽量。パフォーマンス、ハンドリング、乗り心地が大幅に向上する。

量産車初となる最新オーディオを搭載

レンジローバースポーツ史上最速のスポーツモデル「レンジローバースポーツ SV」のインテリア。
「SUBPAC」触覚オーディオシステムを含む、多次元オーディオシステム「ボディ&ソウルシート(BASS)」を搭載。前席のパッセンジャーは全身で、これまでにない音楽体験を楽しむことができる。

前席のパッセンジャーがサウンドを全身で感じることができ、ウェルネス効果を備えた多次元オーディオ体験を提供する「ボディ&ソウルシート(BASS)」を導入。これにより、業界をリードする「SUBPAC」触覚オーディオシステム(世界のトップレコーディングアーティストや作曲家が使用するテクノロジー)を組み込んだ、世界初の量産モデルとなった。

触覚オーディオシステム「SUBPAC」AI最適化ソフトウェアと、前席パッセンジャーの背面にトランスデューサーを組み込んでおり、再生するメディアをリアルタイムで分析。音源に忠実なオーディオ振動を生成し、没入感のある音響空間を作り出す。このシステムは29基のスピーカー、1430W「MERIDIAN」シグネチャーサウンドシステムと組み合わせて作動する。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…