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Ferrari 499P
連覇を続けるトヨタ2台を上回るタイム
100周年を迎える今年のル・マン24時間レースは、6月7日に全カテゴリーの車両が同時走行する予選セッションを実施。各カテゴリーの上位8台が、6月8日に行われるハイパーポールへ出場し、それぞれ4列目までの決勝スターティンググリッドが決定する。
午後7時ながらも30℃と蒸し暑いコンディションの中、60分の予選セッションがスタートしたが、アクシデントによる2度の赤旗中断で前半が終了。後半の25分間でフェラーリ勢が素晴らしいスピードを披露した。
フェラーリ・AFコルセは、フェラーリ 499P 50号車(アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン)が、経験豊富なライバルを従えて3分25秒213のトップタイムを記録。さらに、499P 51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョヴィナッツィ)も3分25秒412の2番手タイムで続き、フェラーリは1-2体制でハイパーポールへの進出が決まった。
ハイパーポールで逆転を狙うトヨタ
予選3番手は3分25秒485を記録したトヨタ GR010 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)、4番手は、3分25秒749のトヨタ GR010 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)と、連覇を狙うTOYOTA GAZOO Racingの2台が僅差で続いた。
こちらもル・マン24時間初出走となる、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのポルシェ 963 5号車(デイン・キャメロン/ミカエル・クリステンセン/フレデリック・マコヴィッキィ)が3分25秒848をマークし、予選5番手を得ている。現地時間6月8日午後8時からハイパーポールを実施、いよいよポールポジションと決勝に向けたグリッドが決定する。