目次
Ferrari 499P
地元ファンから祝福された2台の499P
100周年を迎えた2023年のル・マン24時間レースにおいて、2番グリッドからスタートしたフェラーリ 499P 51号車は、ライバルのトヨタを抑えて見事総合優勝を獲得。今回、ドライブを担当したアレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームズ・カラド、アントニオ・ジョビナッツィの3名は、マラネッロにおいてフェラーリの従業員と、沿道に集まった数百人のファンから祝福されることになった。
6月20日、ル・マンを戦った2台の499Pが6名のドライバーと共に、フェラーリのマラネッロ本社の入口ゲートをくぐり、アベトーネ・インフェリオーレ通りをパレード。フェラーリのコルセ・クリエンティ部門とGTレース部門を統括する「フェラーリ・アティヴィタ・スポルティーブGT」と、F1チームの「スクーデリア・フェラーリ」に立ち寄り、その後はフェラーリ・ミュージアムを含む、マラネッロの中心街へと向かった。
ジョン・エルカン会長に優勝を報告
今回のパレードランには、50年ぶりにワークス復帰を果たし、10回目のル・マンを総合優勝を持ち帰ったフェラーリ 499Pをひと目見ようと、大勢のファンや家族連れが沿道に集まった。この日、午前中いっぱいをかけて、51号車をドライブしたグイディ、カラド、ジョビナッツィ、50号車を担当したアントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンが、ファンと喜びを分かち合った。
パレードラン後、2台の499Pはマラネロ本社へと戻り、ジョン・エルカン会長にル・マン24時間レースでの総合優勝を報告。エルカン会長は「この記念すべき勝利を、フェラーリの従業員の皆さんに捧げたいと思います」と語り、499P 51号車とル・マン24時間100周年記念レースの優勝トロフィーを従業員に公開している。