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Joby Aviation eVTOL
2025年の商業化に向けて飛行試験を実施
ジョビー・アビエーションは、ジョーベン・ビバートにより2009年に設立された、エアタクシー用「eVTOL」製造企業。2020年にトヨタ自動車が資本参加を発表し、カリフォルニア州のマリーナ市営空港に立ち上げられた専用工場において、eVTOLを製造する計画を発表した。トヨタはジョビー・アビエーションに対して、4億ドル以上出資している。
2023年6月28日、ジョビー・アビエーションは、カリフォルニア州マリーナにある試験生産ラインにおいて製造された最初のeVTOLが、FAAの特別耐空証明を取得したと発表。これにより、量産試作機の飛行試験を開始することが可能になった。
この日、マリーナの試験生産ラインにおいては、北米トヨタの小川哲男CEO、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事を含む1000名以上のゲストや従業員が参加し、生産開始式典も実施された。
生産1号機は今後、初期飛行試験を経て、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地へと移動。実際の使用環境を想定した、様々な実証試験が実施される。ジョビー・アビエーションは2025年から商業運航を開始する計画を持っており、デルタ航空と提携し、空港発着のデルタ航空の顧客に対してeVTOLによる短距離旅客サービスを提供する。