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Mercedes-Benz G 500 “Final Edition”
最後の4.0リッターV8ツインターボ搭載モデル
今から30年前、1993年にメルセデス・ベンツは、Gクラスに初めてV型8気筒エンジンを搭載。「500 GE V8」は、生産数はわずか446台、現在では最もレアなGクラスとして、非常に高い人気を集めている。500 GE V8のボディタイプはロングホイールベース仕様のみ。AMGの協力を得て開発された、最高出力243PS・最大トルク375Nmを発揮する、5.0リッターV型8気筒「M117」SOHCガソリンエンジンが搭載されていた。
今回、1500台限定で販売される「G 500 ファイナル・エディション」は、最高出力426PS(310kW)を発揮する4.0リッターV型8気筒ガソリン・ツインターボエンジンを搭載。「オブシディアン・ブラック」「MANUFAKTUR オパリス・ホワイトマグノ」、新色の「MANUFAKTUR オリーブマグノ」の3色を展開し、それぞれ500台ずつが販売される。
メルセデス・ベンツのオフロード車部門トップを務めるエメリッヒ・シラーは、「G 500 ファイナル・エディション」について次のようにコメントした。
「ファイナル・エディションは、1993年にラグジュアリーオフローダーの先駆者として登場した『G 500 V8』への30歳の誕生日プレゼントとして開発しました。専用装備のディテールを備えたこの限定特別モデルは、G 500に搭載された4.0リッターV8ツインターボエンジンの餞別としても、相応しい1台になりました」
各部に配置された「FINAL EDITION」レタリング
「G 500 ファイナル・エディション」は、足元に5ツインスポーク・デザインの20インチAMG軽量アロイホイールを装着。「MANUFAKTUR オリーブマグノ」のボディカラーを選ぶと、ホイールもボディ同色にペイントされる。他の2色を選んだ場合は、美しい光沢を持ったグロスブラックのホイールが組み合わせられる。
スペアホイールカバーなどのエクステリアの各部には、専用の「FINAL EDITION」レタリングを配置。エクステリアミラーにはロゴ・プロジェクターが装備され、ドア開閉時に「G」のロゴと「STRONGER THAN TIME」の文字がアスファルトへと投影される。
さらに、購入者には「STRONGER THAN TIME」のレタリングが施された、専用の室内用カーカバーがプレゼントされる。この高性能カーカバーは通気性に優れ、破れにくい合成繊維の表地と帯電防止加工が施されたフランネルの裏地により、ガレージ内のホコリや傷から車両を保護する。
贅沢にナッパ・レザーを奢ったインテリア
インテリアは、ラグジュアリーオフローダーという新たなセグメントを確立した「G 500 V8」との密接な繋がりをアピール。ドライバーやパッセンジャーを出迎えるドアシルトリムには、「FINAL EDITION」のレタリングを配置した。この専用レタリングは、パッセンジャー用グラブハンドルのインサートにも施されている。
Gクラスのラグジュアリーなエクステリアと完璧なマッチングを見せる「MANUFAKTUR フルレザーパッケージ」を標準装備。2トーンの「MANUFAKTUR」ナッパ・レザーシートも標準搭載される。ラゲッジルーム、ルーフライニング、シート調整スイッチのパネルに至るまで、インテリアのほぼ全面にナッパレザーが使用された。
ヘッドライナーのセンターセクションは、シートセンターパネルと同色のダイヤモンド・デザインが施された。また、車両のキーの裏側には、スペシャルエディション専用プレートが取り付けられている。