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Fiat Topolino
初代「フィアット 500」をオマージュ
フィアットは、電動ラインアップに、都市型フル電動マイクロモビリティを導入。同じステランティス・グループの「シトロエン アミ」をベースに開発された「トッポリーノ/トッポリーノ ドルチェヴィータ」は、市場によっては14歳以上から運転が可能となる。
コンパクトなボディは、歴史的名車初代フィアット 500「トッポリーノ」をオマージュ。都市に溶け込みながらも、キュートな存在感を放つルックスは唯一無二の存在となる。ビーチの必需品となる「リトルシャワー」など、ユニークなアクセサリーを用意。その利便性とフォルムから、これまで自動車を必要としていなかったターゲットも取り込む存在となりそうだ。
トッポリーノ/トッポリーノ ドルチェヴィータは、フル電動パワートレインを搭載するため、内燃機関車両と比較して二酸化炭素排出量や騒音が大幅に低減。カーボンフットプリント削減、スペースフットプリント削減、サウンドフットプリント削減を実現している。
最大75kmの航続距離を確保
トッポリーノ/トッポリーノ ドルチェヴィータは、初代フィアット500からその名前を受け継ぎ、力強いシンプルさが貫かれている。どんな天候でも運転が可能で安全性も確保、好きな場所に駐車することができる。イタリアにおける都市型コミューターの中心であるスクーターと比較しても、無限の可能性を秘めていると言えるだろう。
ラインアップは、クローズドボディの「トッポリーノ」とオープンボディの「トッポリーノ ドルチェヴィータ」2種類。どちらもパワートレインや基本装備は同一、カラーは「ヴェルデ・ヴィータ(Verde Vita)」のみ、ホイールデザインやインテリアもすべて1種類での展開となる。
全長2530mmとコンパクトなボディは扱いやすさも良好、最高速度は45km/hに制限され、ストレスなく都市部を移動することが可能だ。電力量5.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は最大75km。フル充電に要する時間は4時間未満となっている。
マイクロミニ・セグメントながらも、十分な居住空間を確保。前後にずらして配置された2座のシート、広々としたガラス面、そしてドライバーズシートとパッセンジャーシート間には、スーツケース1個を搭載可能な収納スペースも確保されている。
専用シャワーなど豊富なオプションを用意
ボディカラーや基本装備は1種類に限定されるものの、アイデアに溢れた魅力的なオプションが数多く用意されている。リビエラのビーチで過ごす休日のためにデザインされたのが、専用設計されたクールなフォルムの「リトルシャワー」。ビーチで1日楽しんだ後、体をサッパリとさせることができるだろう。
クローズドボディのトッポリーノは、ドアに木目調ステッカーを貼ってカスタマイズすることが可能。オープン仕様のトッポリーノ ドルチェヴィータには、サマーテントのようなストライプのステッカーをルーフに装着することができる。
どちらの仕様にも、様々な小物を収納可能「ドルチェヴィータ・ボックス」、「ヴィンテージ・クローム・エフェクトミラー」を標準装備。トッポリーノ ドルチェヴィータには「ドルチェヴィータ・ドアシル」と「ドアロープ」、トッポリーノには「ルーフ・サンブラインド」が装備される。
リヤに装着可能な「ラックバッグ」、「USBファン」や「Bluetoothスピーカー」、温かい飲み物にも冷たい飲み物にも対応する専用「サーモタンブラー」、必要なときに快適でソフトなビーチタオルに変身する2種類のシートカバーなど、自分の用途に合わせてカスタマイズが可能となっている。
新型「トッポリーノ/トッポリーノ ドルチェヴィータ」は、専用ウェブサイトにおいて3回のクリックのみで購入が可能。月額定額制のサブスクリプションが導入され、フィアット史上最もシンプルな購入プロセスで魅力的なマイクロEVを手に入れることができる。
欧州における本格的なデリバリーに先行して、2023年内にイタリアでの先行販売が予定されている。