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Mercedes-Benz CLE
クラシカルでありながらモダンなエクステリア
メルセデス・ベンツは、Eクラス クーペとCクラス クーペの2車種を統合したミドルサイズ2ドアクーペ「CLE」を開発。CLEは、先に投入された「CLS」と「CLA」を間を埋めるモデルとなる。
全長4850mm、全幅1860mm、全高1428mmというディメンションを持つCLEは、ミドルサイズセグメントで最大のクーペとして登場。Cクラス・クーペからホイールベースが25mm拡大したことで、快適な室内空間を実現した。特にリヤパッセンジャーはヘッドルームが10mm、ショルダー&レッグスペースが19mm、足元が72mmも拡大。また、ラゲッジ容量は60リットル拡大し、ゴルフバッグ3個の収納が可能になっている。
エクステリアデザインは、強い傾斜が与えられたAピラー、伸びやかなロングホイールベース、短いフロントオーバーハングと伸びやかなリヤオーバーハング、そして強調された筋肉質なフェンダーと大径ホイールが特徴。ラグジュアリークーペ「CLS」と共通のグラマラスなプロポーションを手にした。
フロントマスクは前傾したシャークノーズに、フラットな形状のLEDヘッドライト、特徴的なラジエーターグリルが組み合わせられ、スポーティでありながらも、同時にエレガントなフォルムを実現。ボンネットの力強いパワードームは、直列6気筒エンジンの搭載を象徴している。
ラジエーターグリルはグロスブラックのシングルルーバーをチョイスし、クロームトリムとセンターに配置されたスリー・ポインテッド・スターが個性を強調。デイタイム・ランニング・ライト、ポジション・ライト、ウインカーという3機能を備えた「LEDハイパフォーマンス・ヘッドライト」が標準装備される。リヤには立体的な形状を持つ2分割式LEDライトを採用し、左右のテールライトはダークレッドのデザインエレメントで結ばれている。
2基の大型ディスプレイが配置されたコクピット
インテリアは、センター部に独立型12.3インチ・フルデジタル・インストゥルメントディスプレイ、ドライバー側には11.9インチ・ドライバー・オリエンテッド・センターディスプレイを配置した。センターディスプレイは、センターコンソールのグロスブラックエリアからシームレスにつながっており、ドライバーズシートに向かって6度傾斜。また、第3世代の「MBUX」インフォテインメント・システムも搭載される。
アンビエントライトは64色から選ぶことが可能で、両サイドのドアからアームレストとベルトラインの輪郭に沿って、光の帯がリヤまで続く。インストゥルメントパネル・トリムストリップ、センターコンソールのカップホルダー、オーバーヘッド・コントロール・ユニット、シート調整ユニット、フロントフットウェルには、間接照明によるアンビエント・ライティングが標準装備される。
CLEのために専用開発された、インテグラル・スポーツデザインのフロントシートを採用。オプションの「Burmester 3Dサラウンドサウンドシステム」と組み合わせることで、ヘッドレストに2基のスピーカーが設置され、没入感と臨場感のある音楽体験を楽しむことができる。
最高出力381PSを誇る3.0リッター直6を搭載
パワーユニットは、4気筒モデルとして、2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボ(最高出力200PS、最大トルク440Nm)の「CLE 220 d」、2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ(最高出力204PS、最大トルク320Nm)の「CLE 200/CLE 200 4MATIC 」、同じ2.0リッター直列4気筒ガソリンターボの出力違い(最高出力258PS、最大トルク400Nm)を搭載する「CLE 300 4MATIC」をラインナップ。
ハイパフォーマンス仕様の「CLE 450 4MATIC」は、3.0リッター直列6気筒ガソリンターボ(最高出力381PS、最大トルク500Nm)を搭載する。すべてのモデルに9速「G-TRONIC」トランスミッション、48Vマイルドハイブリッドシステム(ISG)が組み合わせられる。EVモードでの実用的な走行距離が確保されたプラグインハイブリッド仕様は、遅れて投入される予定だ。