目次
BMW 5 Series Touring
フロントまわりはセダンと共通
フロントまわりは、先日、日本にも導入されたばかりの8代目5シリーズ セダンと共通のデザインが施されていることが分かる。グリルの細部がセダンと異なるが、仕様による違いと思われる。
フロントフェンダー上部のマスキングの下にはMバッジが取り付けられていることも考えられることから、このフロントグリルが「M5ツーリング」用のデザインである可能性もある。
i5ツーリングも2種類の電動パワーユニット
「i5ツーリング」も、セダン同様に2種類のパワートレインを搭載するだろう。「i5 eDrive40」セダンは、335PSと400Nm（オーバーブースト時430Nm）のトルクを発生するモーターをリヤに1基搭載する。0-60mph（96km/h）加速は5.7秒で、最高速度は120マイル（192km/h）とされている。
「i5 M60」セダンは前後にモーターを1基ずつ搭載し、全輪駆動で最高出力590PS、最大トルク820Nmを発生する。0-60mphは3.7秒、最高速度は時速143マイル（約229km/h）に達する。両モデルとも84.3kWhのバッテリーを搭載し、フル充電での航続距離はeDrive40で295マイル（約472km）、M60 xDriveで256マイル（約410km）と発表されている。
i5ツーリングも性能は同等と考えられるが、ステーションワゴンのため車両重量は増加するので、わずかに数値が低下することも考えられる。
ハイブリッドの最高峰はM5に？
ハイブリッド仕様もセダン同様に用意されるだろう。ホットバージョンの「M5」にも電動アシストが搭載されることはすでに公式に発表されており、「XM」のユニットが使用されると考えられる。BMW Mとしては初のSUVであるXMのパワートレインは、4.4リッターV8ツインターボエンジンにモーターを組み合わせ、最高出力653PSと最大トルク800Nmを発生する。M5のパワーがそれを超えるか、どの程度になるか明らかはなっていない。
セダンが発表されれば、ツーリングが姿を現すのもそれほど先ではないだろう。M5の登場は2024年とされているため、年内にはベースモデルの5シリーズ ツーリングが正式発表されると思われる。
