【グッドウッド】イネオス グレナディアにダブルキャプピックアップを追加

ダブルキャブピックアップ「イネオス グレナディア クォーターマスター」がデビュー「荷台に760kg搭載可能」

2023年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、イネオス・オートモーティブはダブルキャブピックアップ「グレナディア クォーターマスター」をワールドプレミアした。
2023年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、イネオス・オートモーティブはダブルキャブピックアップ「グレナディア クォーターマスター」をワールドプレミアした。
英国を拠点とするイネオス・オートモーティブは、同社初の4WDクロスカントリーモデル「グレナディア」に高い積載性をプラスしたダブルキャブピックアップ「グレナディア クォーターマスター(Grenadier Quartermaster)」を追加した。グレナディア クォーターマスターは、7月13日から英国での受注を開始した。

INEOS Grenadier Quartermaster

全長1564mmもの広大な荷台

ダブルキャプピックアップ「イネオス グレナディア クォーターマスター」のエクステリア。
標準の5ドア・ステーションワゴンから、シャシーが305mm延長され、全長1564mm、全幅1619mmという広大な荷台を実現した。

2023年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、イネオス・オートモーティブはダブルキャブピックアップ「グレナディア クォーターマスター」をワールドプレミアした。ベースとなったグレナディアは完全に新規開発されたプラットフォームを採用し、実用に徹したオフロードモデルとして設計。ピックアップ仕様も標準の5ドアモデルと変わらない走破性能が与えられている。

イネオス・オートモーティブのリン・カルダーCEOは「グレナディア クォーターマスターのダブルキャブスタイルは、最高に素晴らしいルックスを持っています。さらに5ドア・ステーションワゴンと変わらず、タフでオフロードにおいて無敵の存在なのです」と、その完成度に自信をのぞかせる。

グレナディア クォーターマスターは、その構造とコンポーネントのほとんどを5ドアのグレナディア ステーションワゴンと共有しているが、強靭で高い剛性を誇るラダーフレームシャシーは305mmも延長された。その結果、全長1564mm、全幅1619mmという、実用性と多用途性を持った荷台を実現。この荷台はヨーロッパ圏の物流基準として定められている標準ユーロパレット(1200mm×800mm)を余裕で収めることができる。

積載量760kg、牽引力3500kgを確保

ダブルキャプピックアップ「イネオス グレナディア クォーターマスター」のエクステリア。
荷台への積載量は760kg。ヨーロッパで発売される4WDモデルでは必須となるトレーラーにも対応しており、3500kgまでを牽引することができる。

積載量は760kg、グレナディア ステーションワゴンと同じ3500kgの牽引力を持つ。荷台には4基のタイダウンリング(ユーティリティレールはオプション)、400Wの電源ソケット、一体型マウントバー、展開時に最大225kgまで耐えられるテールゲートなどを装備。室内は大人5名用の十分なスペースが確保されており、快適装備を含む豊富なアクセサリーも用意されている。

パワーユニットは、BMW製3.0リッター直列6気筒ターボチャージャー付きガソリン/ディーゼルエンジンをラインナップ。ZF製8速ATを介して4輪を駆動する。センターディファレンシャル・ロックと、2速トランスファーケースを標準装備。フロントとリヤのディファレンシャル・ロックをオプションで搭載することも可能だ。

クラストップレベルのオフロード性能を誇り、264mmの最低地上高、水深800mmまでの渡河に対応。モデルラインナップはステーションワゴンと同様に「スタンダード」「トライアルマスター」「フィールドマスター」という3種類のトリムを展開する。

荷室には頑丈な専用フレームと防水キャンバスキャノピー、またはロック可能なローラートノカバーを取り付けることも可能。ルーフラックを装着することで積載能力をさらに高め、ジェリカン、専用ラダー、シャベルなどのオフロードイクイップメントに対応する専用マウントを装着することもできる。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…