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McLaren Solus GT
トップタイムでマクラーレン60周年を祝う
2023年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで開催されたヒルクライムアタック「タイムド・シュートアウト・ファイナル」において、ソーラス GTがトップタイムをマーク。集まった多くのファンを熱狂の渦に巻き込み、マクラーレンの60周年を大いに盛り上げることになった。
7月13日のイベント初日に、ダイナミックなデビューを飾ったソーラス GT。17日に行われたタイムド・シュートアウト・ファイナルでは、ファクトリードライバーのマービン・キルホファーが、全長1.16マイル(1.86km)のヒルクライムステージにフルスロットルで挑んだ。
キルホファーは45秒342というタイムを叩き出し、リザルトボードのトップに躍り出た。この結果、マクラーレンは2021年に続き3年ぶり2度目となるタイムド・シュートアウト優勝を飾っている。
ゲームの世界から飛び出した25台の限定モデル
ゲームソフト『グランツーリスモSPORT』に収録されているバーチャルコンセプトカーを実車化したソーラス GTは、最高出力840PS、最大トルク650Nmを発揮する5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンを搭載。生産台数はわずか25台で、1000kgを下回る車重と最先端のエアロダイナミクス・パッケージにより、驚異的なパフォーマンスを実現した。
イベント期間中、グッドウッドの敷地内に設置されたマクラーレン・ハウスにはソーラス GTのほか、今回が一般初公開となる750Sも展示された。ソーラス GTと750Sは、週末に数回のデモンストレーションランを披露。マクラーレン・オートモーティブのマイケル・ライターズCEOは、グッドウッドでの活躍について次のように振り返っている。
「タイムド・シュートアウト・ファイナルにおけるソーラスGTの勝利は、マクラーレンにとって素晴らしい栄冠となりました。グッドウッド30周年と同時に開催された マクラーレン60周年記念式典では、ソーラス GTと新型750Sが力強いデビューを飾りました。タイムド・シュートアウト・ファイナルにおける3年ぶり2度目の勝利です。これは素晴らしいチームによる、弛まぬ努力があったからこそだと言えるでしょう」