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Audi RS 3 Sportback
フロントグリルを中心にデザインをアップデート
今回撮影されたのは欧州仕様の「アウディ RS 3スポーツバック」だが、同じスタイリング変更とメカニカルアップグレードが「RS 3セダン」にも施されるだろう。最も明らかな変更は、六角形のメッシュデザインに代わるダブルダイヤモンドパターンのフロングリルだ。
また、テスト車両ではグリルの下部に2つの縦型インテークが左右に追加されているように見える。グリル周囲の加工やヘッドライトクラスターの基本的な形状には、変更が加えられていないようだ。ただし、デイタイムランニングライトには、アウディの新しいパターンが採用されることは間違いないだろう。
リヤの変更は分かりづらいが、ライト類はアップデートが施されるだろう。また、リヤバンパーにあるメッシュ状のデザインは、フロントグリルの意匠に合わせて変更される可能性が高い。2本の大きな楕円形のテールパイプ・フィニッシャーは、現行モデルからのデザイン変更はないようだ。
期待されるエンジンのパワーアップ
RS 3に搭載されているのは2.5リッター直列5気筒ターボエンジン。1980年代を象徴する「クワトロ」から継承されているアウディのレガシーとも言える。しかし、欧州仕様は394HP(294kW / 400PS)、米国仕様では401HP(299kW / 407PS)と、パワーではライバルの「メルセデスAMG A45 S」に及ばない。
0-100km/h加速では3.8秒とライバルを凌ぐ速さをアピールしているが、このセグメントのユーザーにとっては純粋な出力値も重要だろう。この2.5リッターエンジンには、パフォーマンス向上のポテンシャルが残されているとアウディは言う。今回のフェイスリフトに合わせ、この5気筒エンジンのパワーアップが図られる可能性もあるだろう。