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Bizzarrini 5300 GT Corsa Revival
イエローボディを纏った1台を初披露
元フェラーリのチーフエンジニア、ジオット・ビッザリーニが立ち上げたビッザリーニは、1964年に彼の名前を冠した最初のモデル「ビッザリーニ 5300 GT」を発表。1968年までに約130台が製造されたが、1969年に倒産を余儀なくされる。
2020年、英国においてビッザリーニ・ブランドが復活を果たすことになった。 英国のビッザリーニ専用ファクトリーで開発・製造された「ビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバル」は、オリジナルの設計図を使用し、オリジナルのサプライヤーからパーツを調達。かつて5300 GTプロジェクトに携わっていたエンジニアの意見を採り入れながら、現代の安全基準に沿っていくつか改良が加えられている。
24台が限定製造されるビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバル。世界中へデリバリーが開始されたことを記念し、そのうちの1台が印象的なイエローで仕上げられ、アメリカ・ツアーをスタートした。これまで公開されてきた車両はすべてロッソ・コルサのカラーリングを纏っており、今回の車両はビッザリーニの豊富なパーソナライゼーションをアピールする1台となる。
「ジオット」の名前を冠したハイパーGTも計画
最初の目的地となるのは8月14日に開幕する「モントレー・カーウィーク」。スパ・クラシックでも公開されたロッソ・コルサ仕様の5300GT コルサ リバイバルとともに、イエロー仕様がカリフォルニアを目指す。この2台は、ラグナセカで開催されるロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオンや、ザ・クエイルなど、モントレー・カーウィーク中に開催される様々なイベントでも公開が決まっている。
現在、5300GT コルサ リバイバルの製造とデリバリーが進められているが、ビッザリーニは、新たなモデルの計画もローンチした。ハイパーGTとして開発される「ジオット(Giotto)」は、稀代のエンジニアだったジオット・ビッザリーニの名前を冠し、美しいフォルムとパワフルなパワートレインを搭載したパフォーマンスカーとしてデビューする予定だ。
ビッザリーニのチーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)を務めるジュリアン・ジェンキンスは、今回の北米ツアーについて次のようにコメントした。
「オリジナルの設計図面を活用し、多くのオリジナルパーツを調達、さらに18ヵ月以上にわたる詳細な分析によって、5300GT コルサを忠実に再現することができました。今回の北米ツアーでは、ジオット・ビッザリーニの生涯と自動車界への貢献を称えながら、5300GT コルサ リバイバルと、将来導入を予定しているハイパーGT『ジオット』に関するエキサイティングな計画を紹介することになります」