【スクープ!】 「BMW 4シリーズ」の次期型は2024年生産開始?

【スクープ!】 新型「BMW 4シリーズ」はフロントとリヤの意匠変更だけでなく電動化に注目

2020年にデビューした4シリーズも、モデル中期のLCIを受ける時期が近づいた。
2020年にデビューした4シリーズも、モデル中期のLCIを受ける時期が近づいた。
「BMW 4シリーズ」のマイナーチェンジモデルがミュンヘン近郊に現れた。撮影に成功したのは4ドアのグランクーペで、前後のカモフラージュ以外はネイキッド状態での走行だった。

BMW 4 Series GranCoupe

ヘッドライトの意匠が変更される?

ヘッドライトのグラフィックが、新しいX5やX6などと共通するイメージに。
ヘッドライトのグラフィックが、新しいX5やX6などと共通するイメージに。

2020年に発表された「4シリーズ」は、BMWがLCI(ライフサイクルインパルス)と呼ぶマイナーチェンジに向け、開発が行われている。偽装されているフロント部分には変更が施されていると思われるが、スポーティなバンパー・インテークとフロントグリルは現行モデルとほぼ同じに見える。一方、ヘッドライトのLEDグラフィックは一新され、近ごろフェイスリフトされたX5やX6のような新しいブーメラン・スタイルのデイタイム・ランニングライトが採用されている。

テールライトもグラフィックを変更か?

ニューデザインのホイールやボディの新色以外に隠す部分はないようで、サイドにはカモフラージュが施されていない。リヤに関しては、テールライトに貼られた赤いフィルムによって詳細は不明だが、LEDグラフィックがシンプルなデザインに変更されている印象を受ける。Mスポーツ・リアバンパーは、この写真からは現行モデルと同じように見えるが、カモフラージュ・ラッピングが施されているため何らかの変更が隠されている可能性もある。

インテリアは現行モデルを踏襲

インテリアは現行の最新モデルを踏襲すると思われる。
インテリアは現行の最新モデルを踏襲すると思われる。

4シリーズは今年、インテリアのアップデートを終えている。したがって、大幅な変更はないだろう。12.3インチのデジタル・インストゥルメント・クラスターと14.9インチのタッチスクリーンを備えたBMWカーブド・ディスプレイ、ステアリング・ホイールのパドルシフト、新しいギアセレクターが現行モデルに採用されている。また、インフォテインメント・ソフトウェアに関しては、アンドロイドベースのOS9を発表しており、全モデルに順次適用される予定だ。

現時点では、エンジンのラインナップに関する情報は得られていない。いずれにしても、電動化に重点を置くことは間違いないだろう。フェイスリフト後のBMW 4シリーズは、第2世代が4年目を迎える2024年初頭に生産が開始されると予想する。

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長きに渡り特別なクルマを求めるエンスージアストの期待に応えてきたアルピナだが、2025年をもって、その商標をBMWに譲渡し、新たなる展開を模索しているという。そのアルピナの最新モデルB4グランクーペを、これもファンの多い硬派路線を貫くM3と比較した。

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石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…