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Mercedes-AMG GT 63 4MATIC+ Coupe
最高出力585PSを発揮する4.0リッターV8ビターボを搭載
新型メルセデスAMG GT クーペは、ダイナミックなドライビング特性と日常的な使い勝手を兼ね備えた、フラッグシップスポーツとして開発。ハイパフォーマンス仕様の「GT 63 4MATIC+ クーペ」に搭載されるAMG製4.0リッターV型8気筒ビターボエンジンは、最高出力585PS、最大トルク800Nmを発揮。0-100km/h加速が3.2秒、最高速は315km/hというスペックが与えられた。
ベースモデルの「GT 55 4MATIC+ クーペ」は、最高出力476PS、最大トルク700Nmを発揮するAMG製4.0リッターV型8気筒ビターボエンジンを搭載。どちらのモデルも、9速AMGスピードシフトMCTが組み合わせられる。
「AMGアクティブ・ライドコントロール」サスペンション、リヤアクスル・ステアリング、速度域に合わせて機能を発揮するアクティブ・エアロダイナミクスなどを標準装備し、シャープなドライビングフィールを実現。今回、4輪駆動システム「AMGパフォーマンス4MATIC+」を初採用し、その強大なパワーを余すことなく路面へと伝えることが可能になった。
優れた居住空間とラゲッジスペースを確保
さらに、AMGが専用開発したアルミ複合ボディ構造を持つスポーツカー・アーキテクチャーをベースに開発され、「2+2」レイアウトが初導入された。このクラスのスポーツカーとしては、非常に優れた居住区間が確保されており、十分な容量のラゲッジスペースも用意されている。
メルセデスAMGのマイケル・シーベCEOは、モントレー・カーウィークにおいてお披露目された新型メルセデスAMG GT クーペについて、次のようにコメントした。
「新型メルセデスAMG GTクーペは、非常にダイナミックなドライビング特性と独特のスポーティさに加え、高いレベルの日常的な快適性を兼ね備えています。新たなディメンション・コンセプトと、オプションで用意された2+2シートにより、私たちはお客様からのご要望にお応えすることになりました」
コンパクトかつ力強いスタンスのエクステリア
新ディメンション・コンセプトは、メルセデスAMGのデザイナーに柔軟性に富んだデザイン空間を与えることになった。ロングホイールベース、ショートオーバーハング、切り立ったウインドスクリーンにより、コンパクトかつ、力強いスタンスを実現。アグレッシブなグリーンハウス、ボリュームのあるホイールアーチ、表情豊かなフロントビューなど、バランスの取れたプロポーションは、日常使いにも適したパワフルなスポーツカーの姿が表現されている。
サイドビューは凹型のドアハンドルを含めて、ビードやエッジを排した滑らかな造形が特徴。リヤショルダー部の表情豊かなフォルムが、スポーツカーとしての魅力をさらに高めている。アクティブ・リヤスポイラーは、大型のテールゲートへとシームレスに組み込まれ、軽量アロイホイールはパワーとダイナミクスを強調する。
ワイドかつ彫りの深いAMG専用ラジエーターグリルは、フロントセクションで圧倒的な存在感を放つ。特徴的な3種類の「ライト・ドット」シグネチャーを備えたデイタイム・ランニングライトが、メルセデスAMG製モデルとしての個性を主張。ブラッシュ仕上げのヘッドライト内部には精密なグラフィックが施されている。
ファストバックのシルエットと大型テールゲートを備えた、コンパクトなグリーンハウスは、アクティブ・リヤスポイラーを採用。水平基調のLEDテールライトは、クリアで精緻なグラフィックを採用。ダークカラーのLEDリヤライトにも立体的な「ライト・ドット」サインにより、ヘッドライトと完璧なマッチングを実現した。テールライトには、ランニング・ライトインジケータ機能と「Coming Home/Leaving Home」アニメーションが標準装備されている。
センターに配置された縦型11.9インチタッチスクリーン
コクピットの中心に据えられたのは、11.9インチ・マルチメディアタッチスクリーン。縦型ディスプレイは、ナビゲーションシステム使用時に大きなメリットをもたらし、人間工学的な自由度も向上した。LCDスクリーンの鮮やかな視界により、様々なコントロール機能がより操作しやすくなったという。
「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」インフォテインメント・システムは、直感的な操作と高度な学習機能を備えており、5つの異なる表示スタイルを用意。専用の「AMGパフォーマンス」メニューは、様々なアイコンを指でタップするだけで、出力、トルク、全輪駆動の出力配分、タイヤ空気圧や水温などの車両状態まで、幅広いデータを呼び出すことができる。
ドライバーやパッセンジャーは、センターディスプレイ下部に配置されたコントロールバーの静電容量式ディスプレイ・ボタンを介して、オーディオの音量、アシスタンスシステム、車両機能、「コンフォート」から「レース」までのドライビングモードを、操作することも可能だ。
機能性を大幅に向上させる「2+2」シート
インテリアデザインは、AMG製スポーツモデルの歴史を巧みにデジタルの世界に変換。高機能マテリアル、職人による匠の技、ディテールへのこだわりが、ライバルとは一線を画すラグジュアリーな室内環境を実現した。
今回、新ディメンジョン・コンセプトの導入により、先代を大きく上回る広く快適な室内空間を確保。オプションとして新たに「2+2」シートも導入された。
身長150cmまでのパッセンジャーに対応するリヤシートは、日常域における機能性が大幅に向上。ハンズフリー・アクセス機能を含む「イージーパック」テールゲートを備えたラゲッジスペースは、スポーツカーの常識を超えた容量を持つ。必要に応じて、分割可倒式リヤシートを倒すことで、ラゲッジルームをさらに拡張することも可能となっている。