【IAAモビリティ】新型「フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント」2024年前半にデビュー

9代目「フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント」は新開発PHEVを含むパワートレイン8種類も【動画】

8代目へと進化を果たした「フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント」のエクステリア。
ひと目でパワートと分かるクリーンなエクステリアを纏って登場した、新型フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント。
フォルクスワーゲンは新型「パサート ヴァリアント」を発表した。9世代目へと進化を果たしたミドルサイズワゴンは、2023年9月5〜10日、ドイツ・ミュンヘンで開催される「IAAモビリティ 2023(IAA MOBILITY 2023)」においてワールドプレミアされる。

Volkswagen Passat Variant

8種類の豊富なパワートレインを用意

8代目へと進化を果たした「フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント」のエクステリア。
新型パサート ヴァリアントは、フォルクスワーゲンの基幹プラットフォーム「MQB evo」をベースに開発。新開発のプラグイン・ハイブリッドをはじめ、8種類の豊富なパワートレインが用意された。

フォルクスワーゲンは、ミドルサイズワゴンの「パサート ヴァリアント」をフルモデルチェンジした。最新のモジュラープラットフォーム「MQB evo」をベースに開発され、高レベルのエアロダイナミクスを実現したエクステリアは、ひと目でパサートと分かるデザイン。クリーンなラインのエクステリアは、ラインナップの頂点に相応しい高品質を手にしている。

2種類のプラグインハイブリッドと1種類のマイルドハイブリッド、2種類のガソリンターボと3種類のディーゼルターボという、豊富なエンジンラインナップは新型でも健在。新開発「アダプティブ・シャシーコントロール(DCC Pro)」や、空気圧によるツボ押しマッサージ機能付き「エルゴアクティブ・プラス・シート」など、豊富な新機能も用意された。

パサートは1973年の初代モデルデビュー以来、全世界でビートルを凌ぐ3400万台以上を販売しており、ゴルフに次ぐフォルクスワーゲンの重要基幹車種。ミュンヘンで開催されるIAAモビリティでのワールドプレミア後、2024年第1四半期から販売をスタートする。

新開発高効率プラグインハイブリッド

新型パサート ヴァリアントには、2種類の新開発プラグインハイブリッド・システム「eハイブリッド」を搭載。容量19.7kWhバッテリーを採用したことで、EVモードで100kmの航続距離を実現した。
新型パサート ヴァリアントには、2種類の新開発プラグインハイブリッドシステム「eハイブリッド」を搭載。容量19.7kWhバッテリーを採用したことで、EVモードで100kmの航続距離を実現した。

新開発のプラグインハイブリッドシステム「eハイブリッド」は、1.5リッター直列4気筒「TSI evo2」ガソリンターボエンジンに電気モーターの組み合わせ。システム最高出力204PS(150kW)と、272PS(200 kW)の2種類をラインアップする。新開発の容量19.7kWhバッテリーを採用したことで、EVモードで100kmの航続距離を実現した。

AC充電器は3.6kWだけでなく11kWにも対応し、充電時間の大幅な短縮が可能になった。また、最大50kWのDC急速充電器での充電も可能となっている。インテリジェントなハイブリッドシステムの導入により、実質的な航続距離は1000kmにも達している。

48Vマイルドハイブリッドシステム「eTSI」搭載モデルは、最高出力150PS(110kW)。このモデルは、エンジンを停止した状態でのコースティング走行が可能になった。2.0リッター直列4気筒ガソリンターボは、最高出力204PS(150kW)と265PS(195kW)の2種類。2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボは、最高出力122PS(90kW)、150PS(110 kW)、193PS(142kW)の3種類から選ぶことができる。

ギヤボックスは全車に「DSG」を採用。ガソリンとディーゼルのトップグレードは全輪駆動システム「4MOTION」が搭載され、その他のモデルはすべて前輪駆動となる。

新開発「ランドスケープ・ディスプレイ」

8代目へと進化を果たした「フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント」のインテリア。
コクピットには、横型「ランドスケープ・ディスプレイ」を採用。フォルクスワーゲンの最新インフォテインメントシステム「MIB4」を介して、様々な機能を操作することができる。

フォルクスワーゲンらしい上質なインテリアには、新開発「ランドスケープ・ディスプレイ」を採用。スタイリッシュで機能的な大型ディスプレイには、最新のインフォテインメントシステム「MIB4」が搭載されており、ドライバーの希望に合わせた直感的な操作が可能となっている。

今回、空気圧式マッサージ機能を備えた「エルゴアクティブ・プラス・シート」を新たに用意。また、ホイールベースが50mm延長されたことで、リヤのレッグペースは50mm拡大。ラゲッジルームはリヤシートを折りたたむことで最大1920Lという大容量が確保されている。

新たに駐車支援機能の「パークアシスト・プラス(Park Assist Plus)」と「パークアシスト・プロ(Park Assist Pro.)」を導入。パーク・アシスト・プロは、スマートフォンを介した遠隔操作で、駐車スペースへ駐車・出庫が可能となっている。

新型フォルクスワーゲン パサート ヴァリアントを動画でチェック!

「GTI」よりも過激なホットハッチとなったスペシャルバージョン「フォルクスワーゲン ゴルフ R 20 Years」

ゴルフのラインナップで最強のパフォーマンスを誇る「ゴルフR」。その始まりとなった4代目R32の発表から20周年を記念して登場したのがゴルフR 20 Yearsだ。ありがちな特別装備だけに留まらず、史上最強のパワーも備えての登場である。(GENROQ 2023年10月号より転載・再構成)

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…