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Volkswagen Passat Variant
8種類の豊富なパワートレインを用意
フォルクスワーゲンは、ミドルサイズワゴンの「パサート ヴァリアント」をフルモデルチェンジした。最新のモジュラープラットフォーム「MQB evo」をベースに開発され、高レベルのエアロダイナミクスを実現したエクステリアは、ひと目でパサートと分かるデザイン。クリーンなラインのエクステリアは、ラインナップの頂点に相応しい高品質を手にしている。
2種類のプラグインハイブリッドと1種類のマイルドハイブリッド、2種類のガソリンターボと3種類のディーゼルターボという、豊富なエンジンラインナップは新型でも健在。新開発「アダプティブ・シャシーコントロール(DCC Pro)」や、空気圧によるツボ押しマッサージ機能付き「エルゴアクティブ・プラス・シート」など、豊富な新機能も用意された。
パサートは1973年の初代モデルデビュー以来、全世界でビートルを凌ぐ3400万台以上を販売しており、ゴルフに次ぐフォルクスワーゲンの重要基幹車種。ミュンヘンで開催されるIAAモビリティでのワールドプレミア後、2024年第1四半期から販売をスタートする。
新開発高効率プラグインハイブリッド
新開発のプラグインハイブリッドシステム「eハイブリッド」は、1.5リッター直列4気筒「TSI evo2」ガソリンターボエンジンに電気モーターの組み合わせ。システム最高出力204PS(150kW)と、272PS(200 kW)の2種類をラインアップする。新開発の容量19.7kWhバッテリーを採用したことで、EVモードで100kmの航続距離を実現した。
AC充電器は3.6kWだけでなく11kWにも対応し、充電時間の大幅な短縮が可能になった。また、最大50kWのDC急速充電器での充電も可能となっている。インテリジェントなハイブリッドシステムの導入により、実質的な航続距離は1000kmにも達している。
48Vマイルドハイブリッドシステム「eTSI」搭載モデルは、最高出力150PS(110kW)。このモデルは、エンジンを停止した状態でのコースティング走行が可能になった。2.0リッター直列4気筒ガソリンターボは、最高出力204PS(150kW)と265PS(195kW)の2種類。2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボは、最高出力122PS(90kW)、150PS(110 kW)、193PS(142kW)の3種類から選ぶことができる。
ギヤボックスは全車に「DSG」を採用。ガソリンとディーゼルのトップグレードは全輪駆動システム「4MOTION」が搭載され、その他のモデルはすべて前輪駆動となる。
新開発「ランドスケープ・ディスプレイ」
フォルクスワーゲンらしい上質なインテリアには、新開発「ランドスケープ・ディスプレイ」を採用。スタイリッシュで機能的な大型ディスプレイには、最新のインフォテインメントシステム「MIB4」が搭載されており、ドライバーの希望に合わせた直感的な操作が可能となっている。
今回、空気圧式マッサージ機能を備えた「エルゴアクティブ・プラス・シート」を新たに用意。また、ホイールベースが50mm延長されたことで、リヤのレッグペースは50mm拡大。ラゲッジルームはリヤシートを折りたたむことで最大1920Lという大容量が確保されている。
新たに駐車支援機能の「パークアシスト・プラス(Park Assist Plus)」と「パークアシスト・プロ(Park Assist Pro.)」を導入。パーク・アシスト・プロは、スマートフォンを介した遠隔操作で、駐車スペースへ駐車・出庫が可能となっている。