目次
Mercedes‑Benz Concept CLA Class
電動時代の1リッターカーとして開発
メルセデス・ベンツは、2023年のIAAモビリティにおいて、電動モデルファミリーの新たな先駆けとなる、「コンセプト CLA クラス」をワールドプレミアする。新世代メルセデス・ベンツを象徴するデザインを纏い、高効率を実現した電動パワートレインを搭載し、これまでにない航続距離を実現したという。
コンセプト CLA クラスは、完全新規開発されたフル電動パワートレイン「メルセデス・ベンツ・モジュラー・アーキテクチャー(MMA)」を初めて採用したモデルとなる。長距離走行に特化したコンセプトモデル「ヴィジョン EQXX」の開発ノウハウが採り入れられ、WLTP基準で航続距離750km以上(466マイル)という超長距離走行を実現。消費電力は約12kWh/100kmという、電気自動車時代の「1リッターカー」としてデビューを飾ると謳う。
メルセデス・ベンツ・グループAGのオラ・ケレニウス会長は、コンセプト CLA クラスについて次のように説明を加えた。
「コンセプト CLA クラスは、多くのお客様にとってメルセデス・ベンツへの入り口となる、まったく新しいフル電動モデルとなります。メルセデス・ベンツが新たに開発した『MMA』プラットフォームをベースに、ゼロから開発されました。このセグメントにおいて、その性能を飛躍的に向上させることになるでしょう」
メルセデスの電動ラインナップが勢揃い
IAAモビリティ 2023のメルセデス・ベンツ・パビリオンでは、メルセデス・ベンツの現行ラインナップに加えて、将来投入を予定しているフル電動モデルが勢揃いする。充電システムや最新のデジタルコンポーネントに関する展示も行われる。
来場者は、メルセデス・ベンツ、メルセデスAMG、メルセデス・マイバッハ、メルセデス・ベンツ・バンなど、メルセデスの全ブランドの最新製品を体験することができる。今回、メルセデス・ベンツは、「Defining Class since 1886(1986年以来、クラスを定義してきたメルセデス・ベンツ)」を展示テーマに掲げており、歴史的モデルも展示されるという。
今回、新型EQA、EQB、EQVが一般初公開され、新型Eクラス オールテレイン、メルセデスAMG GT コンセプト E パフォーマンスもワールドプレミアされる。会場では、航続距離1200kmを超えるコンセプトカー「ヴィジョン EQXX」の同乗試乗も実施される予定だ。