【スクープ!】「メルセデス AMG E53」の次期型セダンとエステートを目撃

【スクープ!】次期型「メルセデス AMG E53」は電動アシストによって600PS超の2.0リッターターボとなる?

次期型「メルセデスAMG E53」セダンとステーションワゴンは、ドイツ国内でテストが行われている。
次期型「メルセデスAMG E53」セダンとステーションワゴンは、ドイツ国内でテストが行われている。
次期型「メルセデス AMG E53」セダンとステーションワゴンがドイツ国内でテストを行う様子が捉えられた。現行型と同様、AMGバージョンはグリル、大型ブレーキ、スポーツエキゾーストで基準車と差別化されている。新型で注目されるのは、パワーユニットを中心とした技術面での進化だろう。

Mercedes-AMG E53 Sedan/Estate

新型Eクラスのセダンとステーションワゴンをベースとして

メルセデス・ベンツは、今年の4月に新型Eクラス(セダン)をドイツで発表した。続けて、日本ではステーションワゴンと呼ばれる「エステート」も、6月にワールドプレミアされている。今回は、その2モデルのAMG版である「E53」と見られるテスト車両の撮影に成功した。既にベースモデルが公開されているため、カモフラージュはフロントフェンダーを含む車両前後の一部だけにとどめられている。

2.0リッター直4ターボをPHEV化

エンジンは2リッター4気筒ターボをPHEV化したものが搭載されるだろう。
エンジンは2.0リッター直列4気筒ターボをPHEV化したものが搭載されるだろう。

関係者によると、現行のメルセデス AMG E63に搭載されている4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンは廃止されることが決まったようだ。したがって、このE53が搭載するパワーユニットは、昨年発表されたC63と同じプラグインハイブリッドシステム(PHEV)を備えた2.0リッター直列4気筒ターボエンジンに代わるだろう。

M139型と呼ばれる内燃機関をベースにしたPHEVで、C63の場合はシステム最高出力680PS、同最大トルク1020Nmという凄まじい性能を発生する。なお、このパワーユニットと組み合わされるのは9速トルコンATとなる。

大胆な印象のフロントとリヤ

リヤはAMGらしい造形のバンパーと4本のエキゾーストで迫力のある印象を受ける。
リヤはAMGらしい造形のバンパーと4本のエキゾーストで迫力のある印象を受ける。

スタイリング面では、フラグシップモデルのSクラスに似た外観を採用している。フロントエンドは、クロームメッキの大型グリルが際立ち、基準車のEクラスよりも大胆な印象を受ける。リヤはバンパーが変更されるとともに、太い4本のエキゾーストパイプが特徴的だ。

ドイツ時間の9月4日には、クロスオーバーモデルの「Eクラス オールテレイン」も発表された。メルセデス・ベンツのEクラスファミリーから次に登場するのは、このメルセデスAMG E53と予想される。

フルモデルチェンジの大義は「伝統と革新の架け橋」という6代目となるW214型Eクラス。

最新メルセデスの意匠を纏った6代目「メルセデス・ベンツ Eクラス」の恐るべき完成度

メルセデス・ベンツのEセグメントモデル「Eクラス」が6代目へと進化を遂げた。最新のメルセデスの意匠を纏った新型は、広大な室内と刷新されたインフォテインメントシステムを採用。メルセデスの中核を成す主力サルーンの実力を早速試す機会に恵まれた。(GENROQ 2023年10月号より転載・再構成)

F1由来の技術を投入したパフォーマンスPHEVとして開発された「メルセデスAMG C 63 S E パフォーマンス」は、セダンとエステートに設定される。

ついに発売開始された「メルセデスAMG C 63 S E パフォーマンス」はF1テクノロジーを投入した最高出力689PSのPHEVサルーン

メルセデスAMGは、F1からフィードバックされたハイブリッド技術を投入したPHEV「メルセデスAMG C 63 S E パフォーマンス」を発表した。サルーンとエステートに設定され、1年限定の特別仕様「F1 エディション」も販売される。

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石川 徹