アウディ史上最強のRS「RS 6 アバント」「RS 7 スポーツバック」に「RS performance」を設定「驚愕の630PS」

公開日 2023/09/27
更新日 2023/09/27
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著者ゲンロクWeb編集部

「アウディ RS 7 スポーツバック performance」のエクステリア。 — RS 6 アバントとRS 7 スポーツバック（写真）に、RS史上最強のパフォーマンスが実現した「RS performance」が設定された。

アウディジャパンは、RS 6 アバントとRS 7 スポーツバックに、究極のスポーツグレード「RS performance」を設定した。ターボチャージャーの大型化により、搭載される4.0リッターV8ターボは最高出力630PSを発揮。「RS 6 アバント performance」「RS 7 スポーツバック performance」は、全国のアウディ正規ディーラーを通じて、9月21日から日本での販売を開始した。

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Audi RS 7 Sportback performance　

RSモデル史上最高のパワーと加速性能

「アウディ RS 6 アバント performance」のエクステリア。 — 2003年の初代から日本市場で販売されてきた「RS 6／RS 7」。今回、パフォーマンスを最高レベルにまで高めた、「RS performance」が導入されることになった。

アウディのレーシングモデルとスポーツグレードを開発・製造・販売する「アウディ・スポーツ（Audi Sport GmbH）」によって生み出された「RS 6」は、ハイパフォーマンスと日常走行における優れた利便性を兼ね備えたハイパフォーマンスモデルとして、過去20年間・4世代にわたって進化を続けてきた。

日本市場には2003年に初代モデル「RS 6」を導入。以来、ツインターボチャージャー・エンジンと「quattro 」4輪駆動システムの搭載がすべての世代で貫かれてきた。さらに、2013年からは4ドアクーペの「RS 7 スポーツバック」がラインアップに追加されている。

今回、RS 6 アバント／RS 7 スポーツバックに代わり、両モデルにRSモデル史上最高のパワーと加速性能を持つ「RS performance」を設定。RSの後につけられる「performance」という名称は、RSモデルをさらにパワーアップしていることを意味しているという。

最高出力630PSを発揮する4.0リッターV8 TFSI

搭載される4.0リッターV型8気筒ツインターボTFSIエンジンは、ターボチャージャーの大型化と、ブースト圧を2.4barから2.6barに引き上げたことで、これまでのRS 6 アバント／RS 7 スポーツバックと比較して30PSと50Nmのパフォーマンスアップを達成。最高出力が630PS、最大トルクは850Nmを発揮する。これにより、0-100km/h加速は、0.2秒短縮された3.4秒に向上した。

また、48Vマイルドハイブリッド・システムの導入や、エンジンの低負荷時に8つのシリンダーのうち4つのシリンダーを休止させる「シリンダー・オンデマンド（cod）」を、ティプトロニック8速ATと組み合わせたことで、高性能と高効率を両立。ダイナミック・オール・ホイールステアリング、リヤスポーツ・ディファレンシャルを含む「RSダイナミックパッケージ」を標準装備し、最高速度は250km/hから280km/hにアップしている。

高度なチューニングを施した「RSアダプティブ・エアサスペンション・スポーツ」と、安定感のあるハンドリングを実現する4輪操舵システム「ダイナミック・オールホイール・ステアリング」を標準装備。また、コイルスプリングとダンピング・コントロール・サスペンションに、ダイナミック・ライドコントロール（DRC）を組み合わせた「RSスポーツ・サスペンション・プラス」もオプションで用意されている。

アウディスポーツ製21インチホイールを装着

エクステリアは、グロスブラックの3Dハニカム構造を持つ「シングルフレーム・グリル」を採用。エクステリアカラーは「RS performance」専用色として「アスカリブルーメタリック」が追加設定された。

「quattro」4輪駆動であることを想起させるフェンダーは、ベースに対して約40mmも拡大。フロントドア、ルーフ、テールゲートなどを除いて、ボディ外板に専用デザインが採り入れられた。また、フロントスポイラー､エクステリアミラー・ハウジング、フロントサイド・フラップ、サイドシル・インサート､フロントウインドウ・モールディング、ディフューザートリムが、マットグレー仕上げとなる。

また、足元にはアウディスポーツ製21インチ10スポーク・スターデザインホイールと、「275/35 ZR 21」タイヤを組み合わせることで、パフォーマンス志向を追求したスポーティなアピアランスを手にしている。

「RS」ロゴが刻まれたスポーツシート

「アウディ RS 7 スポーツバック performance」のインテリア。 — インテリアには「RS」ロゴが刻まれたバルコナレザー製「Sスポーツシート」を標準装備。コーナーリング時のサポート性と、高級モデルに相応しい質感を両立している。

インテリアは、大型のアルミニウム製パドルシフトや、ヒーター機能付き「3スポークステアリングホイール」がスポーティーさを強調。シートバックに「RS」ロゴが刻まれたバルコナレザー製「Sスポーツシート」は、コーナリング時にも身体をしっかりとホールドする機能性と、上質なマテリアルによる質感を両立させた。

高解像度液晶画面を備えた12.3インチ・バーチャルコクピットには、「RS」モデル専用の表示メニューを導入。中央にタコメーター／スピードメーターを配し、左右にパフォーマンスに関する情報を表示させる専用レイアウトに変更させることができる。

スピード／アシスタンスシステム／ナビゲーション／警告といった情報を、ドライバーの視野にマルチカラーで投影する「ヘッドアップディスプレイ」や、16個のスピーカーを搭載する「Bang & Olufsen 3D サウンドシステム」も標準装備。パフォーマンスだけでなく、あらゆる装備に関して究極のスポーツグレードにふさわしい仕様を実現した。