北米で「トヨタGRカローラ」2024年モデルの販売スタート

2024年モデル「トヨタ GRカローラ」に新グレード「プレミアム」登場「前後トルセンLSDなど充実装備」【動画】

パフォーマンスハッチバック「GRカローラ」2024年モデルのエクステリア。
北米トヨタは、パフォーマンスハッチバック「GRカローラ」2024年モデルの販売をスタートした。
トヨタ・モーター・ノースアメリカ(北米トヨタ)は、ハイパフォーマンスハッチ「GRカローラ」の2024年モデルの販売をスタートした。今回、リヤにトルセンLSDを搭載した新グレードの「プレミアム」を追加。人気の「サーキット・エディション」は、2024年も継続販売が決定された。2024年モデルのデリバリーは2023年後半から開始される。

TOYOTA GR Corolla

シャシーとエアロダイナミクスをアップデート

パフォーマンスハッチバック「GRカローラ」2024年モデルのエクステリア。
北米市場において、高い人気を集めてるGRカローラ。2024年モデルはシャシーとエアロダイナミクスに細かい変更と調整が加えられた。

北米トヨタは、最高出力300PSを超える1.6リッター直列3気筒「G16E-GTS」ガソリンターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスハッチバック「GRカローラ」の2024年モデルを発表した。

2024年モデルは、シャシーとエアロダイナミクスのアップデートを実施。ステアリングギヤ、リヤサスペンション、バッテリーアースの取り付けボルトの素材が変更された。前後バンパーにアルミシートが追加され、フロントバンパーのエアフロー・アウトレットのダクト形状にも改良が施されている。

北米トヨタのビークルマーケティング&コミュニケーション担当副社長を務めるマイク・トリップは、GRカローラの2024年モデルについて次のようにコメントした。

「北米市場におけるGRカローラへの反響は信じられないほどです。今回、ドライビングへの強い情熱を備えるGRカローラに、高性能コンポーネントを標準装備し、インテリアをアップグレードした『プレミアム・グレード』を追加します。これにより、最高にエキサイティングなホットハッチの楽しみ方を、さらに広げることができるでしょう」

前後にトルセンLSDを採用した「プレミアム」

パフォーマンスハッチバック「GRカローラ」2024年モデルのインテリア。
新たに設定されたグレード「プレミアム」は前後トルセンLSDを搭載するほか、レッドペイントされたGRブレーキキャリパーやスポーツシートを標準装備する。

ベースモデルの「コア」に続き、新たに登場した新グレードの「プレミアム」は、前後にトルセン・リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(LSD)を搭載。レッドペイントされた「GRブレーキキャリパー」や「GR」ロゴ入りスポーツシートを標準装備する。専用のブレーキ冷却ダクトも標準装備され、ブレーキのフェードが最小限に抑えられる。

コクピットにはスエード調素材の「ブランノーブ(Brin Naub)」を、インテリアトリムとステアリングホイールに採用。フロント/リヤ・パーキングセンサー、JBL製プレミアムオーディオ、ワイヤレス携帯電話充電器などを標準搭載する。エクステリアカラーはヘビーメタル(Heavy Metal)、アイスキャップ(Ice Cap)、ブラック(Black)、スーパーソニック・レッド(Supersonic Red)からチョイスすることができる。

500台のみという、ただでさえレアなGRMNヤリスだが、中でも50台限定の「マットスティールグレー」3台が千葉までツーリングするというので広報車の赤いGRヤリスで追っかけた。

GRMNヤリスとGRヤリスを比較試乗「911だったらGT2 RSとターボSくらい違う!」

クルマ好きならちょっと気になる「トヨタ GRヤリス」だが、それをベースに仕上げられた「GRMNヤリス」はもっと気になるだろう。メーカー製チューンドカーとはいかなる世界か? わずか50台限定の「マットスティールグレー」を試乗して体感した。

「サーキット・エディション」の販売を継続

専用ボンネットフードやカーボンファイバー製ルーフを備える「サーキット・エディション」は、2024年も販売を継続。新たに新色のブルーフレーム(写真)が選べるようになった。
専用ボンネットフードやカーボンファイバー製ルーフを備える「サーキット・エディション」は、2024年も販売を継続。新たに新色のブルーフレーム(写真)が選べるようになった。

サーキット走行に特化したパフォーマンス仕様「サーキット・エディション」は、2024年も販売を継続。ボディカラーに新色の「ブルーフレーム(Blue Flame)」が追加され、アイスキャップと2色から選べるようになった。

ホイールがブラックペイントされたBBS製18インチ鍛造アルミホイールに変更され、バネ下重量を軽量化。バルジを備えた専用ボンネットフード、カーボンファイバー製ルーフ、グロスブラックのハイマウント・リヤスポイラー、「GR-FOUR」のロゴが刻印されたブラック・サイドロッカー・グラフィック、ブルーラインが施された本革巻きシフトノブを標準装備する。また、シフトトッププレートには、専用のカーボンファイバー製アクセントが配置された。

2024年モデルの投入に合わせて、TOYOTA GAZOO Racing製パフォーマンス・パーツのラインナップを拡充。GRカローラ用として「パフォーマンス・ローダウンスプリング」と「パフォーマンス・ショック」を追加。サーキットにおいて妥協を排したパフォーマンスと、ローダウン化したレーシーなアピアランスを楽しむことができる。発売は2023年後半を予定している。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…