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TOYOTA GR Corolla
シャシーとエアロダイナミクスをアップデート
北米トヨタは、最高出力300PSを超える1.6リッター直列3気筒「G16E-GTS」ガソリンターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスハッチバック「GRカローラ」の2024年モデルを発表した。
2024年モデルは、シャシーとエアロダイナミクスのアップデートを実施。ステアリングギヤ、リヤサスペンション、バッテリーアースの取り付けボルトの素材が変更された。前後バンパーにアルミシートが追加され、フロントバンパーのエアフロー・アウトレットのダクト形状にも改良が施されている。
北米トヨタのビークルマーケティング&コミュニケーション担当副社長を務めるマイク・トリップは、GRカローラの2024年モデルについて次のようにコメントした。
「北米市場におけるGRカローラへの反響は信じられないほどです。今回、ドライビングへの強い情熱を備えるGRカローラに、高性能コンポーネントを標準装備し、インテリアをアップグレードした『プレミアム・グレード』を追加します。これにより、最高にエキサイティングなホットハッチの楽しみ方を、さらに広げることができるでしょう」
前後にトルセンLSDを採用した「プレミアム」
ベースモデルの「コア」に続き、新たに登場した新グレードの「プレミアム」は、前後にトルセン・リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(LSD)を搭載。レッドペイントされた「GRブレーキキャリパー」や「GR」ロゴ入りスポーツシートを標準装備する。専用のブレーキ冷却ダクトも標準装備され、ブレーキのフェードが最小限に抑えられる。
コクピットにはスエード調素材の「ブランノーブ(Brin Naub)」を、インテリアトリムとステアリングホイールに採用。フロント/リヤ・パーキングセンサー、JBL製プレミアムオーディオ、ワイヤレス携帯電話充電器などを標準搭載する。エクステリアカラーはヘビーメタル(Heavy Metal)、アイスキャップ(Ice Cap)、ブラック(Black)、スーパーソニック・レッド(Supersonic Red)からチョイスすることができる。
「サーキット・エディション」の販売を継続
サーキット走行に特化したパフォーマンス仕様「サーキット・エディション」は、2024年も販売を継続。ボディカラーに新色の「ブルーフレーム(Blue Flame)」が追加され、アイスキャップと2色から選べるようになった。
ホイールがブラックペイントされたBBS製18インチ鍛造アルミホイールに変更され、バネ下重量を軽量化。バルジを備えた専用ボンネットフード、カーボンファイバー製ルーフ、グロスブラックのハイマウント・リヤスポイラー、「GR-FOUR」のロゴが刻印されたブラック・サイドロッカー・グラフィック、ブルーラインが施された本革巻きシフトノブを標準装備する。また、シフトトッププレートには、専用のカーボンファイバー製アクセントが配置された。
2024年モデルの投入に合わせて、TOYOTA GAZOO Racing製パフォーマンス・パーツのラインナップを拡充。GRカローラ用として「パフォーマンス・ローダウンスプリング」と「パフォーマンス・ショック」を追加。サーキットにおいて妥協を排したパフォーマンスと、ローダウン化したレーシーなアピアランスを楽しむことができる。発売は2023年後半を予定している。