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PORSCHE Boxster EV
ほぼ裸のインテリア
理由は不明だが、この「ポルシェ ボクスター」のテスト車両はダッシュボードの大部分からカバーが外されている。ステアリングホイールの後ろにフルデジタルのメータークラスターが配置され、デュアルスクリーンレイアウトになっている。センタースクリーンより少し上に位置し、情報がグラフィカルに表示されているのがよく分かる。
写真が撮影された時点では、このプロトタイプがノーマルドライビングモードに入っていることを示しているのが見える。バッテリー残量が53%、推定航続距離が125km(約78マイル)と表示されている。あまり期待できない数値に感じるが、ボクスターEV向けに異なるバッテリーパッケージをテストしている可能性がある。このプロトタイプは、小型バッテリーを搭載してテストを行っているのかもしれない。なお、この日の気温は摂氏16.5度だった。
ポルシェらしさが残る物理スイッチ
最終的なインテリアデザインではないと思われるが、このプロトタイプではセンタースクリーンの下に5つのスイッチが備えられている。さらにその下には、エアコン吹き出し口とUSBタイプC充電ポート2口が見える。
現行型718とは大きく異なるセンターコンソール前方には、静電容量式タッチボタンと思われる空調コントロールも確認できる。911の配置とも違い、差別化が図られている。このプロトタイプには、ヒーターとベンチレーション付きシートが装備されているのも分かる。
新開発の小型EV用プラットフォームを採用
電動ボクスターには、ポルシェが新開発した小型EVのための新しいプラットフォームが採用される。コンポーネントの一部は他のモデルとも共有されるだろう。さらに、ポルシェ マカンEVとアウディ Q6 E-Tronのためにポルシェとアウディが共同開発した、新しいプレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)からも何らかのハードウェアが使用されるかもしれない。
これまでの情報では、ボクスターEVはリアアクスルにモーター1基を搭載して2025年に登場すると考えられる。AWD機能を備えた、よりパワフルなデュアルモーターバージョンが発売されるかどうかについては、まだ分かっていない。