【スクープ!】EV版「ポルシェ ボクスター」のインテリア撮影に成功

【スクープ!】次期型「ポルシェ ボクスター」のインテリアはポルシェらしさを残しつつ洗練された雰囲気に?

今回撮影された次期型ポルシェ ボクスターのプロトタイプ。インテリアがほぼオープンな状態だった。
今回撮影された次期型ポルシェ ボクスターのプロトタイプ。インテリアがほぼオープンな状態だった。
EVとなる「718ボクスター」は、様々なシチュエーションでプロトタイプが目撃されている。今回、ほとんどカモフラージュされていないインテリアを写したスパイショットを入手した。

PORSCHE Boxster EV

ほぼ裸のインテリア

理由は不明だが、この「ポルシェ ボクスター」のテスト車両はダッシュボードの大部分からカバーが外されている。ステアリングホイールの後ろにフルデジタルのメータークラスターが配置され、デュアルスクリーンレイアウトになっている。センタースクリーンより少し上に位置し、情報がグラフィカルに表示されているのがよく分かる。

写真が撮影された時点では、このプロトタイプがノーマルドライビングモードに入っていることを示しているのが見える。バッテリー残量が53%、推定航続距離が125km(約78マイル)と表示されている。あまり期待できない数値に感じるが、ボクスターEV向けに異なるバッテリーパッケージをテストしている可能性がある。このプロトタイプは、小型バッテリーを搭載してテストを行っているのかもしれない。なお、この日の気温は摂氏16.5度だった。

ポルシェらしさが残る物理スイッチ

5つの物理スイッチが並んでいるのはポルシェらしさを感じさせる。
5つの物理スイッチが並んでいるのはポルシェらしさを感じさせる。

最終的なインテリアデザインではないと思われるが、このプロトタイプではセンタースクリーンの下に5つのスイッチが備えられている。さらにその下には、エアコン吹き出し口とUSBタイプC充電ポート2口が見える。

現行型718とは大きく異なるセンターコンソール前方には、静電容量式タッチボタンと思われる空調コントロールも確認できる。911の配置とも違い、差別化が図られている。このプロトタイプには、ヒーターとベンチレーション付きシートが装備されているのも分かる。

新開発の小型EV用プラットフォームを採用

電動ボクスターには、ポルシェが新開発した小型EVのための新しいプラットフォームが採用される。コンポーネントの一部は他のモデルとも共有されるだろう。さらに、ポルシェ マカンEVとアウディ Q6 E-Tronのためにポルシェとアウディが共同開発した、新しいプレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)からも何らかのハードウェアが使用されるかもしれない。

これまでの情報では、ボクスターEVはリアアクスルにモーター1基を搭載して2025年に登場すると考えられる。AWD機能を備えた、よりパワフルなデュアルモーターバージョンが発売されるかどうかについては、まだ分かっていない。

911 GTSのフェイスリフトと思われるテスト車両がニュルブルクリンク周辺で走行している姿を捉えた。

【スクープ!】「ポルシェ 911 GTS」がマイナーチェンジで大型リヤウイングを装備する?

ドイツ・ニュルブルクリンク近郊で、所々を黒いテープでカモフラージュした「ポルシェ 911」が走行する姿が目撃された。確証はないが、このテスト車両は「911 GTS」のアップデート仕様であると思われる。

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石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…