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2024年のル・マン制覇をフィーチャー
2023年の世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レースにおいて、フェラーリAFコルセのフェラーリ 499P 51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョヴィナッツィ)が、最大のライバル、トヨタ・ガズーレーシングのトヨタ GR010 ハイブリッドを破り、見事優勝を手にした。
1年前のスポーツ・フェスティバルでは、WECのLMGTE Proクラスに参戦するフェラーリ 488 GTEにスポットライトが当てられたが、今回行われたトークセッション「フェラーリ・ル・マン」では、499Pでトップカテゴリーへの復帰を果たした、フェラーリのWECプログラムにスポットライトが当てられることになった。
チームメイトを称えたジョビナッツィ
「フェラーリ・ル・マン」には、フェラーリ・エンデュランス&コルセ・クリエンティ・グローバル責任者のアントネッロ・コレッタと、51号車をドライブしたアントニオ・ジョヴィナッツィが参加。ル・マン24時間レースに関する、様々な裏話を披露している。
「499Pのシェイクダウンから1年も経たないうちに、ル・マンで優勝することができました。これは、にわかに信じられないほど素晴らしい結果です。さらに、デビュー戦のセブリング12時間ではポールポジションを獲得し、現時点で第6戦富士6時間レース以外の全戦で表彰台に上ったのですから」と、コレッタ。
「ル・マンの2週間後には、フェラーリの全従業員と一般ファンのために、祝勝会も行われています。マラネロだけでなく、イタリア全土から、そしてさらに遠方からも多くのファンが参加してくれました。私たちにとっても記念すべき1日になりました」
厳しいレースを走り切ったジョビナッツィは、共に戦ったチームメイトを讃えている。
「耐久レースへの参戦は、ふたりのチームメイトとマシンを共有することを意味します。あらゆる情報を出し合うことが、マシンを進化させ、良い結果を残すための鍵になるからです。アレッサンドロ、ジェームス、私の3人、そして50号車をドライブするチームメイトのアントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンとは、素晴らしい関を築くことができました」