【WEC】最終戦バーレーン予選はトヨタ勢が1-2

WEC最終戦バーレーン8時間レース予選で「フェラーリ 499P」50号車が5番グリッド獲得

11月3日の日没後に行われた予選、フェラーリ 499P 50号車をドライブしたアントニオ・フオコが5番手タイムをマークした。
11月3日の日没後に行われた予選、フェラーリ 499P 50号車をドライブしたアントニオ・フオコが5番手タイムをマークした。
11月3日、バーレーン・インターナショナル・サーキットにおいて、FIA世界耐久選手権(WEC)の今シーズン最終戦「バーレーン8時間」の予選が行われ、フェラーリ・AFコルセのフェラーリ 499P 50号車(アントニオ・フオコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン)が1分47秒739のタイムをマーク。5番グリッドから決勝レースに挑むことになった。

Ferrari 499P

フェラーリは3列目から決勝をスタート

予選のアタックを担当した50号車のフオコは、ポールから1秒以上離された5番手タイムをマーク。「ベストを尽くしたが厳しい予選になった」と振り返った。
予選のアタックを担当した50号車のフオコは、ポールから1秒以上離された5番手タイムをマーク。「ベストを尽くしたが厳しい予選になった」と振り返った。

前日は雨と強風に見舞われたバーレーン・インターナショナル・サーキットだったが、11月4日の午後5時5分からの予選は、暖かいドライコンディションで行われた。ポールポジションを獲得したのは、すでにマニュファクチャラーズ選手権タイトルを決めている、トヨタのGR010 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)。

アタックを担当したハートレーが、1分46秒564という圧倒的なタイムでポールポジションを獲得。0.489秒差の2番手にはトヨタの7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が続き、トヨタが予選1-2を達成している。

フェラーリは、50号車のフオコがポールから1秒175秒差の1分47秒739をマークし、5番グリッドを確保。51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョヴィナッツィ)は、グイディが1分47秒828で走り、6番手に入っている。予選を終えたフオコは、次のようにコメントした。

「499Pのポテンシャルを最大限に引き出そうとベストを尽くしましたが、難しい予選になりました。5番グリッドからスタートする決勝は、楽なレースにはならないでしょう。ライバルはかなりの競争力を持っていますし、完璧なレース展開で走る必要があります」

2023年のル・マン24時間レースを制したフェラーリ 499Pをベースとしたトラックカー「499P モディフィカータ」が、2023 フェラーリ・モンディアリ・ファイナルで公開された。

「フェラーリ 499P モディフィカータ」は前代未聞のプロトタイプレーシングカーベースのサーキット専用モデル

10月28日、イタリアのムジェロ・サーキットで開催中の「2023 フィナーリ・モンディアーリ・フェラーリ(2023 Finali Mondiali Ferrari)」において、フェラーリはジェントルマンドライバー用トラックカー「499P モディフィカータ」をワールドプレミアした。2023年のル・マン24時間レースで勝利を獲得した499Pをベースに開発され、競技参戦を目的としないサーキット専用モデルとなる。

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